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2021年12月06日

“こころ”を子供たちにどう教え、どう発達させていくか、という問だ。

親や大人達、子供を教え育む者たち自身の“こころ”がどうなっているのかが大切だと書いた。そして、宗教や神ではなく、科学として人間観として“こころ”を捉えなおして、それを発展させるという意図を持ちながら教える。その意図とは、自由であり、生きていることの素晴らしさを実感することが生きる意味であり、“こころ”の発展方向なのだ。それは、安全であること、不安を無くしていくこと。まずは戦争を起こさないこと、貧困をなくすこと、地球環境の問題を克服すること、(これって、SDGsだよね。)を達成することだと言える。

“こころ”には、何かを好きになり誰かを好きになる働き、喜びや幸せを感じる働き、物事の善悪を感じ判断する働き、他者の気持ちに共感しサポートする働き、成長して役に立ちたいと思い努力する働き、自己表現するために何かを創りだす働き、などなど沢山ある。そして、好きな反対の嫌いになる働き、不幸や妬みや恨みを持つ働き、判断することを面倒くさく思う働き、他者を攻撃し優位に立ち支配しようとする働き、我がままで自己主張しかしないという働き、他者の想像物を破壊する働きなど、全く前者と反対の働きをするといった、複雑な働きを持つ存在だ。

だが、「希望の歴史」では、ネガティブな感情はまったくネガティブではなく、そこにはポジティブな感情が少なからず存在し、ポジティブに行動しようとした形跡を発見している。そして、現実としてフラフラと頼りない側面を残し、後戻りするような政治的な動きもあるが、すべて歴史的な実験行動だと捉えるならば、戦争は少なくなり、疫病での死者は少なくなり、飢餓での死亡は少なくなってきている。人類は共存する方向で一歩ずつ進み、進歩している。それは“こころ”が成長しているという証しだ。

人は、他者を思いやり、助け、共存していく方向をしっかりと持っている“こころ”を創り成長させて来ている。

「神」ではなく、科学として、価値観(哲学)をまとめ上げ、生産力を拡大し、70億の人間を平和に安全に安心して暮らせるように生きて行くのだということを、生まれた時から大切にすることを通して子供に体感させ実感させて行く、育児教育から始める。

すでに、モンテッソーリ教育など先進による実験が始まっている。北欧などで実践が進められている。大人や成年はそうした先進例を学び、広げていくことが、“こころ”をつないでいく第一歩だと思う。

モンテッソーリ教育の目的は「自立して、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことだと、ネットの情報に書かれている。(ネット情報は手軽で便利!)そうした子供自身が持つ「自己教育力」を発揮できる環境づくりが大人の大切な関わり方であり、それを大人が学ぶこともこの教育の目的のひとつだとしている。大人が学び成長することで子供が成長するという教育法だ。


「みやじいのひとりごと」は今後も不定期に掲載予定です。

どうぞお楽しみに!

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