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2021年12月12日

“こころ”を、成長させる柔軟性を、親となる成年がまず身につけ、子供にとってのロールモデルとして実践し、大人を真似て学び身につけさせる。この戦略で、子育てをする。

柔軟性、それはいい加減さでもある。権威を持たないこと。権威は型をつくり守らせ浸透させる。「神」の正しさは、忖度され(神は自らは話さない。命令しない。僕と自ら名乗り出た人間が神託として語る。その意味は想像され理解され実行される。つまり忖度されて実行されるのだ。)下々に広がっていく。「神」は絶対となり、形式化されて神格が確定されて身分が生まれて行く。それは、下々の行動を縛り、自由を奪い、形式の中にはめ込まれる。自由は無くなる。自由を下々から奪い取ることで安定が醸し出される。

それは、過去の“こころ”だ。未来の“こころ”は違う。自由に生きる喜びを感じたものは、自由を守る。自由に生きる価値を知る人間は、まず自由であることを大切にする。

自由とは何か、という問いについてもいつか考えて深めていきたい。というより、子供の思い通り自由に遊ぶこと、その喜びを体得させることが自由を大切なものと体感する。自分で自由を考えることも大切だが、自由に育った子供たちに尋ねるのも良いかもしれない。自由の実感を語ってくれるだろう。そこから学び取ろう。(笑)このいい加減さが子育てにはちょうど良いように思う。“こころ”を縛らない。“こころ”の向く方向を親として、同じ人間として向き眺める。子どもも同じ生命を燃やしてる「仲間」という意識で向き合い、育てる。“こころ”が育つことを共に楽しむ。そうやって大人としての親の“こころ”も変化し育って行くことを実感していく。

そうしながら、鬼と人間が同じ存在であることを理解し、鬼となった者を悲しみながら同じ人間になることを願い努力する。“こころ”を通わせる。鬼の悲しみを我がものとする共感力を育む。これが今の子供たちに教えてもらう“こころ”の姿なのだろうか。 

こんな風に、自由にとりとめもなく考え思いつくままに書き続けているといういい加減さが、ひょっとすると世界平和(なんと大げさな!(笑))、貧困の克服、環境破壊ストップといった現在の人間の大きな課題に向き合うことに繋がっているのかもしれない。と勝手に思う。

テレビを見ていたら、中国の軍事的な拡大や香港の自由の抑圧、台湾への併合の欲望、自由な行動への統制などといった動きに対して、台湾有事は日本の有事で、日米安全保障の有事だといって、敵基地攻撃力を持とうという議論が行われている。こうした議論の基になっている信念が、相手は信頼できる存在ではない。わかり合える“こころ”を持っていないという不信感と、相手は必ず攻撃してくるという確信とを持っている。やられる前にやっつけるという“こころ”だ。こうした従来の“こころ”ではなく未来の“こころ”を描き育て広げていきたい。「人はわかり合いたいと思っていて、AIも開発している、必ずわかり合えるという信念」で考えると、違った言葉遣いと、違った未来が見えてくる。憲法の戦争放棄をもとに信頼を構築する努力こそが未来の“こころ”だと思う。


「みやじいのひとりごと」は今後も不定期に掲載予定です。

どうぞお楽しみに!

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