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2021年9月14日

生産物を生み出す生産性が上がり、余剰生産物がつくりだされ、富となった時から、直接食料を生産することに関わらないで、他の工作農具や狩猟に必要な弓矢や、生活に必要な土器や衣料や家を建てることに専念する人が生まれ、専属することでより一層の櫃の高い生産物を生み出せるようになり、生産物以外の知恵を受け継ぐ教育や祈りをささげる宗教家や、全体をマネジメントする族長などプロが生まれた。それは今でいうプロと言える。

プロの構成比率はまだまだ低く数パーセントだったと言える。

今理想とする働き方が、このプロのような生き方だと言える。自分の得意とする好きなことをひたすら実践することで生活でき、プロとして技術を磨き成長することが、社会全体の発展に関わっているような働き方と社会構造をうみだすことが、生き生きとした人類の未来となると信じたい。

「ホモデウス」で描かれている、AIにコントロールされるような社会ではなく、自らの特性、性格、欲望、理性、知性、感性に従って、喜びや価値あるもの、いわゆるもうかるものもあるかもしれない。おそらくその社会ではもうかるというものは人生にとってそれほど価値のないものとなっているのではと思う。これについては、また後で考え整理して書いて行きたい。

人間社会の変遷発展は、奴隷制や人を土地に縛って収奪する封建制や、労働時間そのものを金銭に変えて売買を通して収奪する資本主義社会へと、約1万年かけて変遷してきた。それはすべて人間全体として生産性を上げて、自分の得意とする強みを生かして生活するプロを、より多様に、より多数に、生み出してきた過程なのだと言える。

そうして生まれたプロは、トータルとして何を実現するのか。それはひとつにはそり生産性を高め人間社会を発展させること、もう一つは物質運動として、物質運動としての自分は何者なのか?という問いの解を突き詰めることだと思う。みやじいが考える人類の存在の目的は、自分が何者か、ビッグバンで作られた物質とは何か、ビッグバンはどうやって起こったか、ビッグバンが起こる前はどういうものだったのか、「無」とは何か、を解き明かしていくことなのだと考えている。そのために物質は生命体を作りだし、37億年かけて人類に進化発展し、10万年かけて科学をつくり、1万年かけて解を求め考え続けるプロを作り出した。神を作ったり錬金術にはまったり誤りや失敗を重ねながら、思考をサポートする工学物質のコンピュータを作り出し、そのスピードを速めている。

昔読んだ本に、天才は1万人に一人生まれる、人口が増えれば増えるほど天才の人数は増えるというようなことが書かれていた。 一人の天才が、その才能で1つのまったく新しいものを創造する。天才が増えれば増えるほど全く新しい創造物を生みだす。それは物かも知れないし数式かもしれない。その一つ一つが確実に人類を大きく進歩発展させ、真理の解に近づく。だからその天才を養えるほどに生産力を高めて行くことが重要だ。

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