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2021年10月5日

現代は、パソコンや携帯を中心としたネットワークで世界は一瞬につながることができるまでになってきた。言語の翻訳・通訳も誰でもが日常会話がスムースに出来るようになった。コミュニケーションが可能になり、理解し合えることが可能になった。そこまで科学が進歩してきた。

論理的思考は、AIの進歩で人間以上に的確に物事への対処が出来るようになるはずだ。

あの最も複雑でコンピュータソフトではまだまだ無理と言われていた将棋でも、AIが格段に強くなり、盤面の優劣判断を行えるようになっている。

人の表情も読み取り、感情を把握することも出来るようになりつつあると言われている。ちょっとした動作も解析して、次に何をするのかということも予測するようになると思う。おそらく、もうすぐ、社会に起こる多種多様な事件や問題についても、的確に判断するようになると思う。

問題は、それに向けてAIにどんなゴールを描かせるかだ。将棋なら相手の王をとることがゴールだ。決して囲碁のように陣地を確保することではないし、相手の駒をたくさんとることが目的ではない。ゴールをどう描くかが、重要になる。価値、生きる意味、社会のシステムの目的、それを何にするかが必要だ。

AIは、入力された情報と思考するアルゴリズムで計算し、「正解」をはじき出す。それしかできない。どんな情報とどんな価値観とどう考えて行くのかを、人間の誰がAIに入力するかだ。

社会的に成功者と言われている人たちか?

それは政治家?起業家?セレブ?アーティスト?トップアスリート?ゴッドハンドの医者?NPOなどの社会活動家?研究者?発明家?教師?僧侶?神父?牧師?カリフ?哲学者?心理学者?脳科学者?宇宙物理学者?数学者?経験豊かなおじいちゃんおばあちゃん?

そういえば、子供達もまっさらな脳に情報と知識を周りの大人たちから教わって大人になって来た。

人間の子供たちも、AIと同様、何をゴールにどうやって考えるかをインプットすることで「正解」を導き出す。そうなのだろうか?・・・人間は青年期を過ぎ、大人になって行く時点で、疑うことをする。科学で言う「反証可能性」に気づき、教わったことが間違いだったのでは?と感じ、考えることができる。脳にはそういうある種、自己否定するような柔軟性が備わっている。AIにはそれができるか?そんなソフト=「自己否定」「入力されたデーターを疑う」「よくわからないけどなんか違うと感じる」という、非論理的なアルゴリズムが入力できるのか?いや、そうなれば、それは論理的ではないので、次世代の価値観・ルール・「正解」は導き出されない。・・・なんという矛盾だ。 もう少し考えていく必要が出て来た。面白い。


「みやじいのひとりごと」は今後も不定期に掲載予定です。

どうぞお楽しみに!

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