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どうも、げんとくです。

自身が主宰しているサークル「AsTobe」の活動として、「文集」というものを作成しました。
本記事ではその「文集」がどんなものか、なんのために作成したのか、などを説明していこうと思います。

結論だけ先に述べてしまうと、文集はメンバーのそれぞれが1年間を振り返り、その経験に意味づけを行うと同時に、その内容を共有することでメンバー間の対話を促進するものです。
この記事をご覧のあなたにも応用ができる内容になっていると思うので、ぜひ最後までお読みください!

「振り返る」ということ

文集ではまず、自分から作成の旨を伝え、締め切りとテーマを設定するところから始まります。
第一作のテーマは「一年間を振り返り、自身の変化に気づく」でした。

この締め切りが12月いっぱいまでということもあり、多くのメンバーは年の瀬にテーマ通り、1年間を振り返ることになります。

意外と過去を振り返ることって、案外ないんですよね。
社会人になると会社で業務について振り返ることはあっても、主体的に、自分自身の全てをフラットに思い返してみると、また違った気持ちになるものです。

「ああ、今年はこんな一年だったなあ」とか「今年は大変だったけど乗り切ったなあ」とか。
資格勉強や読書に精を出している人は、合格した資格の数や、読んだ本の数などを定量的に出してみるのもいいですね。
そういった作業から自らの1年間の成長を実感できれば、文集の成果は既に十分得られていると思います。

「経験」と「意味付け」

「振り返り」の中で思い返すのは経験であることがほとんどです。
「あの時あんなこと考えたよなあ」ということよりも、「何月何日に誰とどこに遊びに行った」ということの方が、実感が伴い、思い出しやすいはずです。

むしろ、感じたこと(感想)というものは、経験の後についてくるものと言えるでしょう。

つまり振り返りの際の代表的なフローは、以下のようになります。

経験 → 感想

文集の趣旨としては、ここにもう一つ付け加えます。
以下のフローをご覧ください。

経験 → 感想 → 意味付け

ここで「意味付け」という単語が出てきました。

これは「経験 → 感想」が
「どんなことをしたか → その結果何を思ったか」
ということであるとすると、

「意味付け」は

「その経験は自らにとってどんな意味を持つのか」

ということになります。

ここで、「意味付け」は「自らにとって、意味があったかなかったか」という二元論的なものではないことに注意してください。

むしろ、一見意味がなかったように思える失敗に、いかにして意味を見出すか、ということが「意味付け」の重要なポイントになってきます。

根拠のない、私自身の持論になりますが、決して無意味な経験というものはありません。
あるとすれば、行動(=経験)をしないことこそが、もっとも無意味に近いと考えます。

行動してその結果を経験するということは、思った以上に大変で、勇気のいることです。
行動とその結果があれば、次の行動へのきっかけや、モチベーションにも繋がります。

もし仮に結果が失敗だったとしても、次はうまくやるための学びになったり、撤退という道を選ぶにしても、自らの向き不向きを知るきっかけになったりと多くの学びを得られます。

こういったモチベーションや学びに繋げていくためには、「感想」で終わらせず、より深く思考した上で「意味付け」まで持っていくことが大切だと考えます。

例えば
「自身の実力以上の資格にチャレンジしたが、友達と協力することでモチベーションを保ち、合格できた。このやり方は資格勉強以外でも応用できそうだし、これからいろんなことに挑戦したいと思えるきっかけになったかも」

「就職面接で緊張してお祈りされてしまったが、なぜ他の面接より緊張してしまったのかを分析することで自分の知らなかった一面に気づいた気がする。 これから対策さえ見つければ、就職してからも活用できるかも。」

みたいなイメージです。

書いてる自分自身、ここまでちゃんと意味付けできている気はしませんが・・・。
ま、まあ理想ということで。

「対話」がもっと深く、楽しくなる

1年間の経験を振り返り、意味付けを行ったものを文章に表現した後は、それらを一冊にまとめる作業を行います。

そしてこれは私がずっとやってみたかったことなのですが、印刷所にお願いして製本をしていただきました!

印刷所から届きたてほやほやのAsTobeの1st文集「STAND」

話を戻しまして、つまり「まとめる」ということは全員が全員の書いた文章を読める状態にする、ということなんですね。

メンバーそれぞれが互いの書いた文章を読むことでまた多くの気付きが得られます。
そして次に話す機会で、文集の話題で盛り上がることもあるでしょう。

このような形で文集を通した「学びのサイクル」が形成されていきます。
逆に言うと、文集は「学びのサイクル」を生み出すための装置であると言えます。

それも先に述べた、「意味付け」がなされた文章をそれぞれのメンバーが執筆くださっているからこそなのです。

終わりに 今後について

少し長くなってしまいましたが、本記事では文集をつくる理由を説明してきました。

念の為ポイントを以下の通りまとめておきます。

  • メンバーが1年間を「振り返る」ことが大きな目的
  • 振り返りの際は経験への「意味付け」を行うことで今後につながる
  • 文章をまとめることで、メンバー間の「対話」が増える

今後としては、文集の作成活動は毎年続けていきたいと思っています。

確かにまとめ作業など大変なこともあるのですが、やはり形になって活動成果が見えるのは出来て間もないサークルとしては大切なことですし、何より将来的に数年分の文集を読み返して変化を実感できるという楽しみがあります。

いつか、本棚に10冊くらい自分たちの作った文集が並ぶ日が来るかも・・・。

そういった淡い夢を描きながら、今日も明日も頑張っていきたいと思います。

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