【ラジオ】 みやじいのひとりごとを語る 第3回
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AsTobeメンバーとみやじいが「みやじいのひとりごと」を読んで語り合うラジオ企画。

その第3回の内容を紹介します。

今回はジョンソンが紹介を担当します!

よければぜひ、音声も聞いてみてくださいね。

「みやじいのひとりごと」とは

「みやじいのひとりごと」とは、AsTobeを始めたメンバーが出会うきっかけともなったたびサポという講座で、内部向けに書かれていた記事が元になっています。

内部向けといっても講座の受講生ではなく、運営していた先輩スタッフ向けです。

キャリアカウンセラーとして講座に関わっていたみやじいが、学生に対してひとりごとのように伝えたい内容について書いていたものです。

AsTobeのサイトがせっかくあるので、みやじいに思う存分書いてもらおうと始まったのが「みやじいのひとりごと」です。

「自分を獲得していく」

まず、僕は第3回を行う上で話すテーマを決めるために以下の記事を読みました。

発達心理学を骨子として、赤ちゃんから青年まで、人が何を獲得し、どのように成長していくのかについてがさらりと語られます。この内容は、ラジオで軽く触れたように、エリクソンの発達課題を下敷きにしているので、wikipedia程度でもいいので頭に入れておくと理解がスムーズになるでしょうか。

みやじいは「自分は何か?」「どう生きていくか?」、そして「『愛』を獲得できるか?」という青年期の課題に直面したとき、まずは倫理学や宗教に答えを求めてみたそうです。しかし、倫理を語る思想家ほど自分は立派な人間ではないし、ある集団のうちのみで共有された「前提」に立脚しており、それを信じることは難しい、と、それらがみやじいの助けとなることはありませんでした。

そんな中で、みやじいの迷いを照らしたのは、エンゲルスの「自然の弁証法」でした。そして、自然史および科学の視点から人の心や哲学について考えていくことにしたそうです。

今回のラジオでは、みやじいの口からあらためてどのように思考を深めていったかを語ってもらったり、これからの世代にどのような教育をしていけばいいと思うかについて軽く対話してみたりとわりと暴走特急な内容になっています。(げんとくもタイトル付けに苦労したんじゃないでしょうか笑)

軽く聞き流して、気になったところだけ心にとどめておく、くらいでも良い回かもしれません。

ラジオが終わってジョンソンが考えたこと

第3回は範囲をギューッとしぼって「ぼくのわたしのアイデンティティ」みたいな内容にしようと考えていたのですが、結局もっと広い視野の――「私」だけでなく、「私たち」がどのように存在していくべきか、変わっていくべきかというお話になりました。

「何千何万年の人類史の先頭を生きる『私』」という視点は「Fate/Grand Order」というゲームでも語られている(と僕は解釈している)のですが、世界中の人々がそれくらいのスケール感で物事を考えて生きられるようになれば、なるほど、すごいことになりそうですねという感じです。

あと、この視点を獲得すれば、人はもう少し「愛」なるものを大切にできるのではないかと思っています。

人類史の視点からすると、今の世の中で仕事と呼ばれているものはほとんど人の替えがきくんですよ。これは歴史に名を残すレベルのものでも同様です。例えば有名な例だと、グラハム・ベルとエリシャ・グレイは別々に電話の発明を進め、同じ日に特許を申請した、という話があります。結果的に提出時刻の数時間の差でグラハム・ベルが電話の発明者ということになっていますが、もし彼が研究途中で病に倒れていたとしても、グレイが電話を発明していたかもしれないし、はたまた別の人が歴史にその名を残していたかもしれません。そして、現代の私たちは誰が電話を発明したかなんて気にもせずその技術を享受しているでしょう。

数千年の人類史を前に、「私」の存在はあまりにも小さく、たとえ「私」がいなくなっても、その穴を人類史は埋め合わせ、大きな流れはほとんど変わらないのではないでしょうか。(Steins;Gateでの世界線の収束のようなものですね)

一方で、人と人との関係の中にある「愛」は(後世へ連鎖していくものとはいえ)たかだか人の一生――百年程度のスケール感ですから、その中での「私」の存在感は比較的大きいんじゃないでしょうか。人の替えもきくかもしれませんが、代わりの人を見つけるのに十年かかったら……、人生の中で十年は大きいですよね。

そう考えると、「何者かになりたい」「替えのきかない人材になりたい」のなら、やみくもに起業したりするよりも、まじめに婚活を頑張った方が良いのかもしれませんね。

終わりに

内容紹介と言いながら僕のエッセイみたいになってしまいましたが、ぜひラジオの方を聞いてみて、「この対話を経てジョンソンはこんなことを考えるのか」「自分はこんなことを思った」みたいな形で各々深めていただければと思います(正直、わかりやすい答えを求める人には全く向かないラジオだと思いますが、考えるきっかけみたいなのはたくさんあるはずです)

次回以降もこんな調子かと思いますが、気が向いたら楽しんでいただければ幸いです。

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