【ワーク】価値観マップを作りながらサークルメンバーで対話
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AsTobeでは2ヶ月に一度くらいのペースで、ワークショップを開催しています。
ワークショップとは参加者が一緒になって課題を行い、考えや気づきを話したり聞いたりする中で深めていく、体験型の講座です。
AsTobeの目的にもある「対話」「挑戦」「学び」となるような活動です。

今回は両学長が運営されているYouTubeチャンネルでも人気の、「人生の羅針盤(価値観マップ)を作ろう!」をワークとしてアレンジしました。

動画では非同期でも誰かと一緒に作っていく方法が解説されています。
講座では「同期型」「1時間」という制約の中で、気軽に取り組めるようなワークにしました。
企画の意図からワーク内容、感想をレポート記事として書いていきます。

企画意図

まずは企画意図、なぜ価値観マップを選んだのかについてですね。

自分の時間を取り戻す

価値観マップの存在を知ったのは自粛期間です。

大学に2ヶ月くらい行けなくなり、たくさん時間ができましたが、終わってみればあっけないものでした。
もちろん研究に時間を使ったり、授業を受けたり、時間がなくて見れていなかったコンテンツを消費したりとそれなりに楽しみはしました。
でももっと有意義に時間を使えたなと思います。

学部時代の夏休みや春休みに近い感覚です。
日頃から時間が欲しいと思っていますが、多すぎる時間はコントロールしきれません。
目先の課題に追われ、だらだらと時間を使いがちです。

緊急じゃないけど重要なことがわかってると、長い目で見て行動できるようになります。
それを考えるのに価値観マップは有効なツールだと感じました。

若いうちに作るほど恩恵が大きい

自分の軸や価値観がわかれば、それに沿って行動できます。
若いときほど行動力もあるし、しがらみも少ないので早い時期に作るほど価値観マップの恩恵が多くなります。

AsTobeのメンバーは学部3年から大学院生、社会人3年目までくらいが中心。
これからの人生が長いからこそ、手遅れになる前に方向転換も可能です。

逆に若いということはメリットばかりではありません。
選択肢が多いと逆に迷いやすくもなります。
迷いすぎて何も決められないということにならないためにも、一度自身の価値観・やりたいことを整理しておくことは重要です。

日々更新することで自己理解が深まる

今回は1時間くらいかけてマップを作りました。
ですがこれで完成ではありません。

SNSやテレビを見ていれば、もっとこんな生活を送りたいと羨ましくなるかもしれません。
そういった嫉妬や羨ましいと感じる感情はやりたいと思ってることを教えてくれる重要なサインです。
気づいた時に新しくマップに追加していくことで充実していきます。

ワーク内容

ワークの手順と時間配分についてです。
時間は3人グループで行う場合の計算です。

ワークの手順

①Mindmeisterのアカウント作成(10分)

②各自、テンプレの質問に回答(10分)

③3人グループでお互いのマップを見ながらツッコミを記入(5分×2)

④各自のマップのツッコミに回答。聞き手はさらにツッコミを入れて対話。(10分×3)

Mindmeisterのアカウント作成

価値観マップはマインドマップで作ります。
マインドマップは放射状に広げながらどこまでも書き出せるので、ひたすら考えをメモするのに適しています。
デジタルなマインドマップのサービスはいくつかありますが、「無料」で「共同編集」できるのはMindmeisterくらいしか無いと思います。

ただし、無料アカウントで作成できるマップは3つまでという制限があります。
自分の価値観マップと対話相手の価値観マップをそれぞれ編集するので、自動的に3人までしかできません。
1つのマップを共同編集できる人数に制限はないので、マップを消して新たに共有すれば4人以上でも可能です。
今回は1時間程度で収めるために3人一組で行いましたが、時間が許すのであれば好きなだけ参加できます。

また、Mindmeisterはクロスプラットフォームにも対応してます。
Android版、iOS版でそれぞれアプリもあるので日頃の気づきを忘れない内に反映するのにも最適なサービスです。

テンプレの質問に回答

Mindmeisterでアカウントを作り、マップを新規作成できたら、いよいよスタートです。
ここは動画と同じでテンプレの質問に答えます。

1.自分にとっての幸せとはなにか
2.何を大切にして生きているのか
3.何をどうしたくて生きているのか
4.人生のやりたい30のこと

それぞれ抽象的な質問なので、内省するのが苦手な人には答えづらいかも知れません。
このあとグループでツッコまれるので、ここではあまり深く考えずに浮かんできたものをひたすら書き出していきます。

お互いのマップを見ながらツッコミを記入

対話をする前に、予め相手のマップのチェックも兼ねてツッコミを記入していきます。
抽象的な質問に対する回答なので、漠然としたものが多いと思います。
なぜ?例えば?いつまでに?みたいな疑問が出てくるので思いつくだけ書き込んでいきます。

ツッコミに回答しつつ対話の時間

ここからは対話の時間。
話し手はツッコミに回答しつつ、聞き手は質問を重ねたり、気づきをフィードバックしてあげたりします。

ここが顔見知りのメンバーでやる良いところ。
お互い自己開示しやすいので会話しながら深堀りできます。
設定は10分にしていましたが、ここは圧倒的に時間が不足しました。
最低でも20分くらいないと中途半端に終わってしまうと思います。

やってみた感想

説明することで言語化がしやすい

対話にするメリットはなんと言っても言語化しやすいことです。
ひとりで4つの質問について考えるとなかなか言語化しづらいことも多いと思います。
そこで漠然としたものでも出しておくと、違った視点から質問されたり、「例えばこういうこと?」と聞かれたことから理解が進んだりします。
ひとりで作るよりも速いスピードでマップが広がっていくのは対話を取り入れて良かったところです。

自分の考え・悩みに自信が持てる

対話を取り入れてみて気づいた良さもありました。
話していると仕事での悩みや価値観が出来上がっていったきっかけなど脱線して話が広がることがありました。
何気なく話したことですが、意外にもみんなが共感することでした。
自分だけじゃないんだと安心できるところも対話するメリットだと思います。

こういった無意識の考えは、ひとりで文字にしていると気づきにくいものです。
会話と筆記では深まり方も違うので、気を許せる友達とつくるはをおすすめです。

まとめ

今回の講座では「人生の価値観マップ」を対話形式でつくってみました。
これからの時間の使い方について指針になればと思います。

とはいえ実際に行動に移すのは難しいです。
最近はすぐに行動に移すコツや先延ばしにしない方法なんかも話題になっています。
次回はそれらを取り込んだ講座を計画しています。

今回作った価値観マップを日々更新して、最高の羅針盤を作ってみてください。

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