「マンガでやさしくわかる傾聴」を読んで【レビュー】
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どうも、わなしです。

今回はマンガでやさしくわかるシリーズの一つ、「マンガでやさしくわかる傾聴」をレビューしていきます。

福祉や医療、教育の現場はもちろん、普段の生活における周囲とのコミュニケーションで大切になる「聴く技術」と、その前に知っておきたい人間の心理をマンガのストーリーと解説で学べる一冊。
ストーリーの主人公は、市役所に勤める二階堂いずみ。新しく開設された部署「耳かたむけ課」に異動になり、次々訪れる市民たちの対応に悪戦苦闘の日々を送っていましたが、風変わりな市長に「傾聴」の大切さについて教えを受けるうちに、市民だけでなく、家族を含めた周囲との関係が変わっていく様子を描いています。

Amazon「漫画でやさしくわかる傾聴」
商品紹介ページより引用

1.本の内容

タイトルの通り「傾聴」について分かりやすく説明されています。
コミュニケーションというと話すことに目が行きがちですが、聞くことも大切である理由がまず初めに書かれています。
その後、「傾聴」とはそもそもなんなのか、「聞く」と「聴く」の違い、などから始まり、基本的な傾聴の心構えや精神的に傷を負っている人に対しての聴き方まで、様々な種類や難易度の傾聴の方法が解説されています。

実際にありがちな会話や著者が経験した会話を基に具体的な説明がなされている上に、専門用語がほとんど無く、本当に“わかりやすい”です。

また、聞くスキルというよりも傾聴をするための心構えの説明の質がかなり高いなと感じました。
本を読んだ後も自分で色々と工夫して訓練して更に傾聴の能力を伸ばすことができます。

まとめると傾聴を本質から説明しています。
コミュニケーションの教科書的な感じですね。
と、言うのも、詳しくは今回紹介している本を読んでいただければご理解いただけるのですが、傾聴は「そうだね。」「たしかに。」「それな。」というような単なる相槌ではないので、傾聴そのものが会話のキャッチボールの仕方のようなものだからです。

2.本の構成

構成はタイトルに反して8割がマンガではなく、字だらけ(たまに図)のページです。

章ごとに内容が区切られているのですが、その章ごとに
マンガ→マンガの内容の解説→参考書的な説明
という感じです。

章の入り口としてマンガが記載されているという感じです。

しかし、マンガ以外のところの文字量もそこまで多くなく、このブログ記事をお読みになっている方なら問題なく読めると思います。
僕自身、本を読むのが苦手なのですが、苦痛を感じることなく読めました。

3.こんな人にオススメ

あらゆる場面のコミュニケーションで悩んでいる人にオススメです。
と言うとコミュニケーション能力が必要とされる現代社会ではほとんどの人が当てはまることになりそうですが、それくらい多くの方にオススメできると思います。
実際、多くの人が傾聴どころか、人の話を聞いているようで全然聞けていない人がほとんどだと思うからです。

人の話を聞くにはその人の言っている論理を理解するだけでなく、相手の感情を読み取ることも求められます。
このことは皆さんも日常生活で実感しているはずです。
あなたの周りにいる会社の上司や部下、取引先の人、顧客、親や子ども、恋人や配偶者などと衝突し、ついイライラしてしまうことはありませんか?
人間関係においては理論的な話だけでなく、相手の感情を考慮したコミュニケーションが必要になるのです。

相手の感情を無視したままコミュニケーションをする人は孤立しがちです。
孤立したままでも構わないという方もいらっしゃると思いますが、大概の方は人との関わりを必要不可欠なものとしています。

マンガでやさしくわかる傾聴を人とのコミュニケーションにおける教科書として読んでみてはいかがでしょうか。

4.この記事を書いた人がこの本を読んでみて

本をレビューしているので、僕も当然、マンガでやさしくわかる傾聴を読んでいるのですが、僕自身、この本を読んでから周りの人間関係が変わりました。詳細は別の記事でまた書きたいと思います。
興味のある方は読んでみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

わなし

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