どうも、げんとくです。
皆さんは「継続できない」「続かない」と悩んだことはありますか?
今回は自分でも何様かという感じですが、何かを「続ける」ための方法について考えたことを書いていこうと思います。
後でも触れますが自分自身かつては今より数段ひどいネガティブ人間で、何をやっても続かない自己を否定して、なけなしの自信を手放すことを繰り返していました。
悩みに向き合う中で、自分の考え方に疑問を持ち、対処していった経緯をご紹介します。
似たような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
目次
この記事はこんな人に向けて書かれています
- 続けられないことに悩む人
- 続けられない自分が嫌いな人
- 何かをやりたい気持ちがあるけど続けられるか不安な人
かつては自分もそうでした
自分は今でこそしがない一般会社員(2年目)な訳ですが、高校生くらいの時は「自分は社会不適合者だ」「どうせ自分にはできない」「一回二回やったところで上手になるわけない」と自身に言い聞かせるタイプのネガティブ人間でした。
基本的に成功体験が得られなかったり、それに近い体験を「成功」として捉えられなかったりしたおかげで、「自分はできないやつだ」と言う意識だけが醸成されていきました。
そしてその意識は「前もすぐ諦めて続かなかったし、これからも無理だろう」という感じで年々強く自分を縛っていきました。
もしかすると、この記事を見る誰かも過去の自分と似ているところがあるかもしれません。
自分がこの「ネガティブの負のループ」からどのように抜け出したか。
それは自分の中のネガティブと向き合う中で、意識、考えを補正していくことにありました。
(深く言えばネガティブに由来する意識の「歪み」の認知とか、自らの感情を把握してそれを理性でコントロールするとか・・・みたいなこともある程度言語化できると思うのですが、ひとまず置いておきます)
いったいどういうことなのでしょうか?
当時の自分がどのように考えたのか、かいつまんでではありますが、順に追っていきましょう。
そもそも「続ける」ってどういうこと?
とっても根本的な問いですが、言われてみると結構難しいですよね。
では、例えを出して考えてみましょう。
誰かが「僕は毎日受験勉強をやってるよ」と話しているとしましょう。
これはほとんど全ての人が「彼は勉強を続けている」と感じると思います。
では、次の方はどうでしょうか?
・・・どうですか?まだ「続いて」いますかね?
では3日おきではどうでしょうか?週に1回では?
もっと言えば、これはどうでしょうか。
うーん、確かに毎日やってはいるけど、5分だけってどうなんだ・・・?受験勉強5分だけってあまり意味なさそうだけど、それは「続けているかどうか」に関係ないしな・・・。
みたいな感じになったり、いろいろ考えてしまいませんか?
何が言いたいのかというと、「続かない」と悩む人の多くは「続ける」とはなんなのかはっきりしないまま行動し、そして諦めているのではないかということです。
自分に厳しいから続かない
先ほど自分が述べたことをひっくり返すと、以下のようになります。
「続ける」とは何かをはっきりさせることで、続けられるようになる。
この時、「続ける」ことの定義は皆さん一人一人の中で行って構いません。
【Tips】 上記から、「続ける」ことの定義のポイントは以下になると考えられます。 ①何日おきに行動するか ②一回あたりどれくらいの時間行動するか 基本的には①を優先する方が長期的なリターンは大きくなることが多いです。 (週に一回1時間行動するよりも、毎日10分行動する方が1週間全体での行動総量は大きい) また、この定義はいつでも変えられるということも重要です。 仮に「週に1時間やらないと間に合わない」というような課題でも、締め切りによっては「まずは毎日5分行動、慣れてきたら毎日10分に切り替える」というやり方も成立しうるということです。
なぜなら、「続ける」のは行動の主体である他ならぬあなた自身だからです。
では、このことから何が言えるか。
自分で決める「続ける」の基準は、できるだけ下げた方が楽です。
極端な話、「この前1年ぶりにピアノ弾いたんだよね〜」みたいな人も、本人が「続けている」と思えば続いていることになるわけです。
確かにピアノのように、毎日練習することが大事とされる分野に関してはこのような考え方で継続することは難しいかもしれません。
しかし、最初から「毎日1時間!」のような高い目標を掲げて挫折し落ち込んでしまっては、悲しい気持ちを残して何も得られません。
それよりも例えば「週に10分」でも継続すればいつかは挫折を上回ることができます。
趣味や独学の範囲であれば、挫折しても、毎日やっても、年に一度やっても誰にも何も言われません。
だからこそ、下げられるハードルをまずは下げる。
それが大切だと自分は思います。
受験勉強とかはどうするの?
例えば受験勉強のように、期限があってそれまでにやらなければならないから、そんなにハードルを下げていられない、と思う方もいるかもしれません。
確かに、実際のところそういったケースで悩むことの方が多いと思いますし、難しいところです。
ただ、自分自身の経験から言うと、この場合もやはり低いハードルから少しずつ越えていくことをお勧めします。
受験の数ヶ月前の土壇場で、一気にスパートをかけられるタイプの人はきっと「続けられない」ことにあまり悩まないでしょう。
であれば、追い込まれてから心に火をつけて走り出すのが難しい、という人は開き直ってコツコツやるしかありません。
もし今が受験の数ヶ月前だとしても、今下げられるだけ下げたハードルを用意し、それを越え続ける。
「今日10分だけでも勉強したぞ」と記録してみる。
(まずはツイートすることから始めるのもオススメです)
すると、段々と自信がついてきて時間を増やしたり、頻度をあげたりすることができるようになります。
自分自身への「期待」や「厳しさ」から一度自分を開放してあげることが、無理のない継続への道だと思います。
「自分に問いかける」こと
今回の話は、これだけすればなんでも続けられる!という話ではありませんでした。
むしろ「考え方によっては、同じ頻度でも続けていることにできたりできなかったりする」という、ちょっと怪しく聞こえる内容だったかと思います。
しかし、自分がこのような話を説明する理由があります。
それは感情がもたらす負のバイアスについてです。
続けられない、またそのことで自分を責めてしまうような人は、ネガティブな感情に心を奪われてしまっているのではないかと思います。
自らの心を救い出すには、自らの感情を見つめ、自分に問い掛け、思考することが大切です。
「続けられないというけど、そもそも何を持って続けることになるんだ?」
「なぜ自分は続けられないと決めつけているんだ?」
こうすることで、自らの感情に気付き、感情を理性でうまくコントロールする力が養われると思います。
この力は、行動を続ける時のみならず、生きていく上で他の様々な場面で応用できる強力な武器になります。
この力こそ、知る人ぞ知るEQの源流のようなものだと思います。
(EQの詳細については、またどこかで!)
まとめ
いかがだったでしょうか。
少なくとも、いわゆる根性論的なとは異なった考えを提供できたかなと思います。
自分自身、今回の内容が完全だとは思っていないので、これからも考え続けていく所存ですので、皆さんにも参考程度にしていただければ幸いです。
さて、それではサクッとまとめてみましょう。
- 「続けること(継続)」の定義は、あなた自身が決めよう
- ハードルは下げられるだけ下げよう
- 「なぜ、無意識のうちに自身に高いハードルを課してしまうのか」考えてみよう
ハードルを下げる時に、恥ずかしさが邪魔をすることがあるかもしれません。
でも、最初は思い切って「これなら絶対いける!」というところまで下げることがコツです。
勉強が嫌いで嫌いでしかたなければ、「毎日勉強机に3秒座る」とかでいいと思います。それが習慣になれば、3秒座ってからペンを持てるかもしれない。ノートを広げられるかもしれない。そしてまたそれが習慣になれば・・・。
自分で何か習慣を作ることができると自らへの直接的な自信になり、かなり生きやすくなります。
ぜひ参考にしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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今回の「継続」というテーマについても、かなりのページ数を割いて記述されており、自分自身今回の記事を書くうえで大いに参考にしております。
著者の読書猿さんは学びに関する情報を発信するブログを長年更新されています。
文体など気になる方はぜひ。