ぺーぺー新米社会人が4か月の会社生活で思うこと【社会人になってからの気づき】
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はじめまして、あんこと申します。

私は今年の3月に工学系の大学院を修了し、新社会人として日々をバタバタと過ごしています。

今回は「社会人歴4か月というペーペーな自分が今、感じていることを素直に記録しよう」という気持ちで、「社会人になってからの気づき」を書いていこうと思います。

大学院の経験は活きてくる

自分で言うのも何ですが、私は大学院での研究・勉強に全力で打ち込んできました。
一定の成果もついてきたと考えています (学会予稿・論文の件数とか、受賞とか)。

そんな研究活動の中で、専門領域の知識・技術やプログラミングだけでなく、論文や学会原稿の作成を通じて得た論理的思考力や文章力、学会発表を通じて得たプレゼン能力や度胸、教員とのディスカッションを通じて得た報告力、サーベイを通じて得た英語力や調査力…挙げていくとキリがないくらい、沢山のことを学んできました。

よく、「学校と会社は違う」とか「仕事と学問は違う」なんてことを聞きます。これは確かに事実な面もある一方で、学校・学問で得た汎用性の高い素養・能力というのは確実に会社・仕事でも役に立つなと感じています。
特に「分からないものに対するアプローチ」が自分なりに確立していることは、分からないことだらけの新入社員生活において非常に重要だと感じています。

たとえば、業務で分からないことがあった際、私はまず仕様書等をサーベイして自分なりに仮説を立てた上で先輩に聞くことで、疑問解決や知識増強を図っています。前段階を置かずに直接先輩に聞いてもよいのですが、調べて仮説をもって臨むことで、より具体的な質問ができて欲しい回答が得られやすかったり、先輩の時間を余計に消費せずに済んだり、仕様書を読む中で関連知識が得られたりとメリットが多いと考えています。そもそもサーベイ段階で答えが得られれば万々歳です。

こういう考え方は研究室時代の教官とのディスカッションのノウハウから来ています。
こういったアプローチをごく自然に行えるのは、まさに大学院での訓練の成果なのです。

ですので、大学の研究生活に対して「これは将来役に立つのかな?」みたいな感じでもやもやしている方は、心配せずに研究に邁進されればよいと思います。その過程で得るものに、役に立たないものは一つもありません。

余談ですが、私は大学時代の専門と近い領域の業務に就けたため、勉強した専門的内容も割と役に立っています。やったね。

感謝

会社に感謝しないとな、なんてことを思っています。こんなことを書いていると「お、新入社員研修で洗脳されたか?^^」と思われそうですが、そういうわけではありません笑

今の私は客観的に見て、社員1人分としての出力ができているとは言えません。むしろ、毎日毎日「教えて下さい」の連続で、先輩方の稼働を食ってしまっている状況です。まぁ新入りなので当たり前と言えば当たり前なのですが…笑

それにもかかわらず、会社はしっかり給料やボーナスを支給してくれます。格安で快適な住居を提供してくれたり、様々なサポートがあったりもします。なんやかんやと手当もつけてくれます。なんとありがたいことでしょう。

もちろん、新入りで生産性が低いとはいえ、社員は社員。
会社は当たり前のことをしているだけといえばそうなんです。
それでも、今の自分の働きからみれば、良くして貰っているなあと感じるのです。

会社に恩義を感じて、会社に真摯に仕える、なんていう考え方はあまりに古すぎるのかもしれません。
しかし、私は頂いた恩はしっかり返していきたいと考えています。

あと、部署の先輩方にも感謝の日々です。皆さんとてもお忙しいのに、質問に嫌な顔一つせず答えてくれます。
本気で育成しようとしてくれていることを日々感じます。教育は「啐啄同時」。私自身も殻を破る努力を怠らないようにしようと思います。

モチベーションは何?

大学・大学院では四六時中課題へのアプローチや論文のことを考え、平日も土日も研究室に向かう日々を過ごしていました。論理的に正しく、新規性のあるアイデアを考え続けること、そして何とか思いついたアイデアを毎週のミーティングでけちょんけちょんに言われることは大変なストレスでした。

社会人ではこのようなストレスを感じることはあまりない一方で、全く異なる性質のストレスを感じています。なれない業務、動く金額の大きさ、ミスがお客さまに与える影響、ステークホルダの多さ等々…時々全部放り出してお休みをとりたくなります笑

それでも、仕事に対してモチベーション高く取り組めていると思います。ただ、その理由がよくわからない…。

思えば、研究活動もなんであんなにモチベーション高くやっていたのかよく分かりません。
私、時々大学に出現する、自分の専門領域が好きで好きでたまらずひたすら研究が楽しいとか言ってる
「研究大好きモンスター」(※褒めてます) では決してなかったんです。
研究はつらかったし、愛憎半々…いや4:6といった感じだったし。それでも一生懸命やりました。

一つ心当たりがあるとすれば、私がかなりの負けず嫌いであるということです。
調子がどうであろうと、他の人に勝ちたいからドンドンやる!みたいな…。

これが真だとすると、この先別のモチベーションの軸が必要だなあと考えています。
競争意識・闘争心だけに頼るのはあまりに不安定&自分がきつくなる時が来ると思うからです。

どうせ仕事と付き合っていかなければならないのならば、少しでも楽しみつつ、
前向きにやっていきたいと思うので、別のモチベーションも持てるようになりたいところ。

仕事を覚えていって、心から仕事を好きになれるのが一番いいけど…
なかなかそう上手くはいかないんでしょうね笑

以上、つらつらと今思っていることをつづってみました。
駄文ですが、読んで頂けたのなら本当にうれしいです。

振り返ってみると、私は大学院で得たものが本当に大きかったんだなあとしみじみ思いました。
これからの社会人生活でも、そんな振り返りができるように日々を過ごしていきたいと思います。

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