げんとくです。
今回の記事は、自分と同じようにメンタルが強くない、時々生きることが辛くなってしまうような、そういった方にこそ読んでほしいと思って書きました。
今年の2月ごろから体調が悪化し、それに伴ってメンタルの調子も落ち込んでいく中で、ずるずると9月ごろくらいまで辛かったことがありました。
この記事では、その経験と自分なりの対処、そしてそこから得た気づきを書き残していこうと思います。
あくまで自分の対処法なので、参考程度に読んでくださいね。
目次
病むとどうなる?
自分の場合、以下のような症状が現れることが多いです。
- やる気がなくなる
- 寝られなくなる
- 食べたくなる
割と典型的なうつの症状に近いのではないかと思います。
上から順に、自分が「あ、これメンタルやばいな」と気づくきっかけになりやすい物を並べています。
苦しい「2つの矛盾」
病むと何が辛いのか?
ひとつはやりたいのにやる気が出ない、ということ。
自分はやりたいこと、やらなきゃいけないことを抱えるタイプなのですが、通常時にそれに向かってバリバリやっていたものが、全て「めんどくさい」になってしまうということです。
そしてもうひとつは寝たいのに寝られないということです。
「寝なきゃ!」と思うと余計寝られない、みたいなことありませんか?自分は元気な時でも時々あります・・・。
病んでいる時は、そういった日が数日以上続くため、日中も心身ともに辛く、更なる悪循環に繋がっていきます。この辺りは自分でも不眠症に片足突っ込んでいるような感覚はあります・・・(病院で診断してもらったことはないです)。
メンタル病んでる時の真の辛さは、その悪循環性にあるなと思いますね。症状のひとつひとつが、全て病みに回帰しているような・・・。読書猿氏の『問題解決大全』にある言い方で言うと「サーキュラーな問題」ということなんだろうなと思います。
『問題解決大全』フォレスト出版 読書猿(著): まえがきより
やってみた対処法
実は、メンタルがしんどい時の対処法は以下の記事で少し語っています。
(この記事では自分以外のAsTobeメンバーもそれぞれの対処法を書いているので、ぜひ参考にしてみてください!)
なので同じことの繰り返しになってしまいますが、自分の場合以下の対処を順番に試していきます。
- 寝る
- 体を温める(お風呂に入る)
- 音楽を聴く
- 運動(筋トレ)する
- 美味しいもの食べる
対処というよりは「元気な時にできていたこと」を改めてひとつずつ確認する作業と言えるかもしれません。心身が疲れている時は、今まで生活の中で当たり前にできていたことを疎かにしている場合があります(もちろん疎かにしていないのに病んでしまうこともあります)。であれば生活の中で欠けてしまった部分を改めて意識し直すことで、改善を試みています。個人的には特に体の冷えに注意しています。
「音楽を聴く」とかはこれには該当しないタイプの対処法ですね。辛い時に好きな曲を聴くと元気になる、というようにストレス解消法をいくつか挙げている感じです。
これらの対処法を、今回もいつものように試していきました。しかし復調には至らず、じわじわとしんどい日々が続きました。
今回はいつもと何が違った?
やることが溜まってしまった
振り返ると今回の「病み」は精神的なものというより、まずは身体的な疲労から来たもののように思いました。
体が疲れると当然それを休めるわけですが、その間に放置したタスクが、焦りとしてメンタルに少しずつダメージを与えてしまったのかな、という仮説です。
具体的には3ヶ月程度体調がうまく整わない日々が続いて、その間AsTobe関連の「やるべきこと」の一部に手をつけられずにいました。その後少しずつ体の調子は戻ってきたのですが、反対に焦りによる精神的なダメージが蓄積して、苦しくなってきてしまったと考えました。
病み期間が長かった
先ほどの悪循環の話と通じるものがありますが、今回は人生最長と思えるくらいしんどい時期が長かったです。
3ヶ月体がしんどくて、回復したと思ったら今度は気持ちがうまく上がってこない・・・という状況から、なかなか持ち直すことができずさらに3ヶ月ほどが経ってしまいました。
当然ながら、辛い時間は長ければ長いほど辛いものです。「時間が経てばなんとかなる」と最初は思えていたところが、段々と自信がなくなってくる。「もう一生しんどいままなのかも・・・」という考えに少しずつ切り替わっていく辛さも同時に味わいました。
病みを乗り越えて
最終的にどうやって自分はこの不調の波を乗り越えたのでしょうか。
振り返って大切だと思ったのは、以下の3点です。
健康の基本
上にも書いたような、一般的に健康において大切と言われる要素をきちんと押さえることです。栄養に偏りのない食事や、朝の日光をきちんと浴びることを加えてもいいでしょう。しんどい時こそできなくなりがちですが、負のスパイラルから抜け出すためと思って壁をぶち壊していきたいところです。
気兼ねなく話せる友達
一般的に愚痴や人の悪口を言ったり、自慢話を延々とすることはよくないこととされますが、時として必要なものだと改めて感じました。
すなわち、本当に親しい間柄に対して愚痴や自慢話を「聴いてもらう」のです。思えば大学時代にはいろんな人に付き合ってもらいましたが、最近めっきりその機会は減っていました。AsTobeのメンバーに話を聞いてもらった時、少し申し訳なく思うと同時に「これでもう大丈夫だな」と思えた瞬間がありました。周りの人の優しさに感謝、感謝・・・。
「自分を許す」こと
最後に、難しいですが自分が一番大切だと思うことです。
自分は体調が悪い時、いろいろ試しながら回復を待つわけですが、今回のように何をやってもさっぱり・・・なこともあります。
そんな時、責任を「うまくいかない自分」に押し付けてしまう。「病む」ということはそういった心の動きになりやすいことを意味します。
しかし、それを繰り返してしまうと抜け出せないネガティブの渦の中に取り込まれてしまいます。それが分かれば(できるかどうかは置いといて)、自分を許すに越したことはありません。
最初は難しいけれども、自分を許せない自分を責めることもせず、粘り強く自分と向き合っていくことが大切なのかなと思います。
終わりに
これからも、自分は病みながら生きていきます。
自分は昔よりは前向きになれたし、病まないようにする力も伸びていると思います。でも、”全く病むことのない自分”にはきっとなれないと思います。
考えるべきはふたつ。
ひとつは病んだ時の凹みをなるべく小さくすること。
具体的には、普段からなるべくストレスを溜めないようにする、そして何より生活習慣・・・!これが難しい。
もうひとつは 病んだ時になるべく早く復帰することです。
これはまず、先にも述べた自分を許すこと、そして無理せずよく休む。疲労はしっかり寝ることを繰り返してやっととれていきます。
蛇足かもしれませんが、できる手を尽くしたら時を待つ。人生まだまだ先は長い、と心の中で繰り返しています。
「病み」への対応は人それぞれだと思います。それは2人として同一な人間がいないことから当然のことです。
読んでいるあなたにとってひとつでも気付きに繋がる内容があればいいなと思います。
自分と同じく病みがちなあなた、一緒に日々を乗り越えましょう!