本記事では価値観マップの続編として、バケットリストをつくるワークのレポート記事です。
今回も両学長のYouTubeチャンネルで紹介されていたものをアレンジしています。
バケットリストとは、「死ぬまでにやりたいことリスト」を年代別に区切ったもの です。
「死ぬまでにやりたいことリスト」というとリタイアして時間とお金に余裕がある人が、生きているうちにやりたいことを考えるものとして有名です。
悔いのない人生を過ごすため、やりたいことは全てやってしまおうというのはポジティブなものに思えますが、デメリットもあります。
時間もある、お金もある、でも若さがない、ということです。
健康な体や一定の欲が年齢とともに減っていくと、体験から得られる楽しさや喜びも減ってしまいます。
余命を意識するようになってから受動的に考えるのではなく、若いうちからやりたいことはやってしまおうと積極的に考えられるのがバケットリストのメリットです。
やりたいことをやり残さないようにするきっかけとして、手軽にバケットリストをつくれるワークを行いました。
目次
企画意図
人生の羅針盤の次は、マイルストーンを決める
前回のワークでは価値観マップを作りました。
価値観マップとは
1.自分にとっての幸せとはなにか
2.何を大切にして生きているのか
3.何をどうしたくて生きているのか
4.人生のやりたい30のこと
について考えて、マインドマップに起こしたものです。
ひとりでやると考え込んでしまう問いばかりですが、対話しながら作成することで、広い視野をもって考えられたと思います。
とはいえ、そこから実際の生活に活かそうと思うと少しハードルが高いです。
人生の羅針盤なので、行動するときの方向を決める際には参考にすることができますが、じゃあ今から何をやるのか についてはわかりづらいです。
やりたいことを考えたは良いものの、なかなか始められず先延ばしになるかもしれません。
今回はそんなときに役立つバケットリストをみんなで作りました。
「やりたいことリスト」に締切をつくる
バケットリストの最大のメリットは、やりたいことの締切をつくれることです。
心からやりたいと思っていることでも、日々忙しい生活を送っていると先延ばしにしがちです。
読みたい本もやりたいゲームもどんどん積まれていくように、人生でやりたいことも積まれていってしまいます。
「日々のやるべきこと」と「やりたいこと」の大きな違いは締切が無いこと です。
重要度は高いけれども、緊急性は低いため後回しにされてしまいます。
バケットリストをつくってみると、 取りかかるべき時期がわかり、緊急度が上がる でしょう。
ワーク内容
ワークの手順と時間配分は以下の通りです。
リベ大の記事も参考になります。
https://liberaluni.com/time-bucket
①やりたいことをリストアップ(15分)
②いくつかのフレームワークを使って深堀り(15分)
③グループごとでバケットリストを共有(ひとり10分)
やりたいことを書き出し、年代別に分けるだけ
バケットリストのつくり方はシンプルです。
STEP1:やりたいことリストを作る
STEP2:年齢別のバケツ(区切り)に入れていく
この2つだけ。
シンプルなだけに、一度だけで終わらず、定期的に見直してブラッシュアップすることが大切です。
詰まってしまったら…
今回はワークとして行うために、考えるヒントになるフレームワークを追加しました。
SMARTの法則
SMARTの法則とは、目標を達成しやすくするための5つの基準です。
やりたいことのスケールが大きいとき、更に深堀りしたいときには、この基準に沿って考えてみると良いかもしれません。
Specific(具体的な):目標が具体化されているか
Measurable(測定可能な):数値などで達成度を測ることはできるか
Achievable(実現可能な):達成可能な目標か
Relevant(関連した):目標の達成が自分の利益・価値観に関連しているか
Time-bound(期限を定めた):期限が設定されているか
上位分析
漠然とやりたいと思っているが、重要度が低いものには上位分析が有効かもしれません。
資格取得や言語習得など、達成までに時間がかかるものは先延ばしにしやすいものです。
やりたいと感じたきっかけを忘れないことで、途中で投げ出しにくくなります。
PPAレーティング
やりたいことが複数ある場合はPPAレーティングがおすすめです。
やりたいことがいくつもあるのは良いことですが、自分のキャパを超えてしまうと、時間が足りないという感覚(時間飢饉)に陥りやすくなります。
複数のやりたいことを並べ、自身の価値観と合った指標を選び評価することで、優先順位をつけやすくなります。
やってみた感想
いざ書くとなると、やりたいことはなかなか出てこないものだと思いました。
あくまで考えるきっかけになったなら、やって良かったです。
今後も、移動中だったりテレビを見ているときだったり、 ふとした瞬間に浮かんできたものを逃さないようにメモしておく ことが大事です。
そこでおすすめなのが、MindMeisterです。
使いやすいスマホアプリがあるので、忘れないうちにメモすることができます。
(iOS版とAndroid版があります)
これから年末年始と気分も変わりやすい時期なので、人生を考えるきっかけにぜひ!