みやじいのひとりごと12「新しい社会への妄想Ⅲ」
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「みやじいのひとりごと」はAsTobe最年長(67歳!)メンバーのみやじいが、日々考えたことをつらつらと書き綴るエッセイです。

第12回のテーマは、「未来の社会、民主主義の在り方」。

それでは、本文に入ります。

みやじいのひとりごと12「新しい社会への妄想Ⅲ」

2021年10月22日

未来の選挙の妄想 民主主義

民主主義は議論ばかりで決定に時間がかかる。危機には対応できない。今回のコロナの対応でも中国は即ロックダウンし、それを徹底し、臨時の病院を1か月で作り、ワクチンも開発した。迷いが無い。トップが判断したら即実行する。権力の集中が出来ている。それが専制主義の強みだ。

トップが明晰明瞭で判断を間違えなかったら判断力・行動力・実行力が効果的に生かされる社会だ。と中国自身が言っているし、結果も効果は出ている。

権力の集中は確かに決定と実行のスピードはある。が、トップが無学浅識(明晰明瞭の反対語として)ならば、とんでもない決定ととんでもない実行が行われる。アメリカは、コロナは風邪と一緒だ、何も変えないと大統領が言い、ブラジルの大統領もアメリカにならって何もしないで、何十万人もの死者を出した。

日本においても、自宅で医者に見られることもなく亡くなっている人を250人も出してしまった。250人は少ない、他国はもっと多いという人もいるみたいだけど、もともと日本では感染のスピードが遅かった。日本や東洋人に感染を防ぐような特別な何かXがあるのではと言われるくらいだった。

花粉症のおかげでマスクが定着していたことや、うがいや手洗いの習慣もそうなのだろうと思う。しかも医療は全国津々浦々整備されていて、ベッド数はトップの国で250名の人たちが医療を受けることなく亡くなるということは大変遺憾だ。

脱線した。民主主義がどうなのかというテーマだった。

大統領制は、民主主義と専制主義の合体に近い。大統領を選出するのは民主的な戦況制度による。そして大統領には専制主義的な権力を付与する。大統領が政策を決める権限がある。良いか悪いかは、後から議会が見極める。アメリカの大統領選挙は特殊で、建国時の国の在り方が残っている。

国によって大統領の権限が異なっている。ドイツでは元首としての存在で政治権力は持っていない。フランスや韓国やロシアなどでは大統領が行政の長である首相を指名する。それぞれの国で、民主主義を生かしながら、権力を集中してよりスピーディーに決定を行うかを実験していると言って良い。(長い人間社会の歴史を見ているとすべて実証実験だと言える)自分の人生を自分で決める。これが人間のたどって来た道だ。それが一部の人ではなく、全ての人びとに同等にそれを実現するというのが人の歴史、民主主義がひとつのゴールなのだ。

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