AsTobeのリーダーとして 【げんとくの文集2021 #2】
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この文章は、2021年度AsTobe文集より一部を抜粋したものです。

「文集って何?」という人はこちらへ!

今回はげんとくの文集から一部を抜粋してお送りします!

AsTobeの成果と反省

去年の文集ではあまり触れられなかった当サークルについて、今年はいろいろと行動を起こしたので良くも悪くも結果が出てきたと感じる。それらをここで振り返ってみたい。

よかったこと

2020年が活動を安定させた一年だとすれば、2021年は活動を広げていった一年だと思う。昨年は全体会、班内対話、そして文集とほとんど全ての活動を自分がリードしていたが、今年はそれぞれのタスクをメンバーにお願いして、自身の負担を減らしながらよりサークルらしく活動できたと思う。

また、外部サイトやポータルサイトの立ち上げや運用も大きな進歩である。特に前者はジョンソンに協力してもらい、7月ごろから今まで週2回の更新を継続できた。一方でポータルサイト(AsTobeメンバーのみがアクセスできる、情報共有に活用しているサイト)は利用率が低く下半期の悩みだったが、活動が盛り上がれば自然と必要になってくるものと思って継続するつもりだ。

一部の方は参加できなかったが、12/5にAsTobe設立以来初めてのオフ会を実施できたこともよかった。レンタルスペースを1日借りる形で行ったのもいい判断で、それぞれのメンバーが自由な形で楽しむことができたと思っている。もちろん、自分自身久しぶりに会う人話す人が多くて楽しかった。さらにたびサポから4名ほどの方に参加いただき、これも互いにとって非常に良い機会になったと信じている。

終わりには昔のたびサポスタイルで、自分から順に全員にその日の感想を語ってもらった。これが自分にはたまらなく嬉しかった。誰が何を述べても、聴きながらしきりに頷いた。たびサポが団体としての活動を終終えても、AsTobeという「場」がある。AsTobeという「場」はみんなが「そこにある」と思っていなければそこに存在できないし、実際にこれまではDiscordのグループとか、Zoom越しに感じる以上のものはなかった。それがオフ会を通して、実感を得られる機会を得た。そして自分を含めた全員が「場」から得られる恩恵を感じることができた。要するに、AsTobeがたびサポの時のそれと同じ類の楽しさを生む場を提供し、自分たちはそれを享受できた。自分はその光景を見られたことが、やはりたまらなく嬉しかったし、今回のような機会を増やしていきたいと強く思った。

反省していること

一方で、反省していることもある。全体として、自分1人でなんとかしようとする意識が強すぎたことだ。確かにAsTobeは自分が発起人として、代表として、サークルの活動内容からその細部まで関わってきた。また、そうすることが責任ある態度だとも思ってきたし、その考え自体に大きく変わりはない。ただ、活動の方向性が定まりつつある2年目において、どこまでが「責任ある態度」で、どこからが「独善」なのか判断することが難しくなったということは事実だと思う。サークルである以上、協同を無視して活動することはできない。難しい立ち位置の経験を今、させてもらっている。

その点について、ありがたい話がある。12月にAsTobeの今後の活動方針について動画を配信させてもらったが、その内容についてご意見をいただくことができた。その中で自分は「AsTobeの活動をインターネットで広く発信し、そこから新たなメンバーを迎え入れ、たびサポから受け継ぐ雰囲気も含め繋ぎ、受け継いでいきたい」という話と、それに付随して新しく自分が考えた理念の話を持ち出した。ご意見では、特に後者について「理念はサークルメンバーみんなで決めた方がいい」ということだった。

正直なところ、その時少し不安定な感情になっていたことを否定できない。自分が頑張ってきたことを否定されたような気持ち(これは愚かな勘違いなのだが)と、自分の持っている、より悪く言えば支配しているものを手放す事による不安が合わさったような感情に、自分は今年1番の気付きを得たかもしれない。結局のところ、自分は自分のことしか考えていなかった。それだけならともかく、自分の中でその自覚が十分でなかったことに、非常にがっかりした。

言い訳ではないが、振り返ればAsTobeといえど代表やリーダーをやらせてもらう中で、どこか孤独を感じていた。誰が悪いのでもなく、システムがそうさせるのである。恥ずかしながら自分はそれを今年初めて実感した。

当然ながら、頂いた提案は受け入れた。なので来年はまず、理念とか、メンバーの思うAsTobeについて話し合う機会を持ちたい。メンバーがどのように捉えているのかはわからない。もしかすると、特にそういったことに興味がない人が大勢を占めるかもしれないが、それを確認せずに決めつけで進めようとすることが問題なのだ。そもそも先の「協同」を本気で実現するつもりなら、きっとどこかでお付き合いいただかねばならないだろう。孤独を越えるには対話しかあるまい。そのための一歩が遠ければ、自分から近づくより他にない。来年に向けて大きな課題である。

終わりに

AsTobeの運営周りについては自分なりに踏み込んで、反省と自己開示を試みることができた。かといって暗くもなりすぎず、自分の今年のマイブーム的な要素も取り入れられたのでよかったのではないか。

来年に向けて、目標はすでに複数検討しているが、まずは人との繋がりを大切にすることだ。ここは「どんな繋がり」ではなく、既存のものも新しいものも分け隔てなく大切にしていきたい。端的に言うと、人間関係にもっと積極的になっていくことが目標である。

現在大晦日の昼過ぎに書いているが、文集はすでに3名の提出があり感謝しきりである。もちろん、まだ提出できていない人も含めて文集への、ひいてはAsTobeの活動への参画およびご協力に心から感謝を申し上げます。

早くも来年7月を過ぎれば活動3年目に突入ということで、まずはそれを無事迎えられるよう元気に運営していきたい、ということも目標に加えておく。

「AsTobeを通して実現できそうな面白いこと」は自分の中にはたくさんある。それと同じ感覚を持つ人が一人でも増えたらいいなと思うし、それが実行されてメンバーの楽しみがひとつでも増えたらいい。そんな夢を語って2021年の文集を以上とさせていただく。
お読みいただきありがとうございました。

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