【22卒】コロナ禍文系の就活体験記【就活体験記】
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はじめまして、あわです。今回の就活体験記を担当します。

誰かの役に立てばいいなー、と思いながら備忘録的に書いていきます。

私は「生きるために不可欠なもの、または水に関するものを扱う」企業を志望し、メーカーを中心に小売業やIT、インフラといろんな企業に応募しました。19社+αにESを提出し、3社に内々定をもらい、就活を終了しました。

今年はコロナ禍のこともあり同級生と顔を合わせることがなく情報共有はほとんどしていないのですが、比較的早期の終了だったと思います。

本就活体験記では、時間と思考の流れを中心に記載します。

就活は一年がかり

3年5月:大学院進学と就職について考える。

このころ、大学院へ飛び級で進学することができるというお話を頂きました。文系の院進学はうまみがあまりになさすぎるので、院進する人はかなり少ないです。

しかし、私実は国連職員になりたいという夢を持っていました。漠然とでしたが、6年くらいは思っていました。国連職員になるには修士以上の学歴が必要です。その上職員になれたとしても大体は期限付きで更新を必要とする、日本で言う契約社員的な働き方で安定性に欠けています。

夢を追うのか、現実に生きるのか、考えることになりました。

3年6月:自分を可愛がってくれている先生が、A社に勤めるOGさんを紹介してくれる。自己分析をちょっと始める。指針となる第一志望の企業(以下A社)ができる。

では国連職員になって何がしたいのか?原初の思いを振り返ることになりました。このころは泣きながら自分の思いを言語化していました。

結果的に、「願いと希望にあふれた、みんなが楽しい世界。みんなが願い、希望、夢を持つことができ、それをかなえたいと思える世界を作りたい。」という結論に至りました。今となっては感情的過ぎて少し恥ずかしいですね。

ここから「人が生きることに携わる」を考えたとき、国連では具体的に「何か」をすることは難しいのではないかと考え、一般企業への就職を決めました。

このことを大学で良くしてくださっている教授に伝えたところ、あるOGさんを紹介してくれました。この人と働きたい!と思わせる方であり、かつOGさんの勤めるA社も自分の思想に近いことがあり、第一志望および就活の指針としてA社を定めました。ここからA社を基準に物事を考えるようになります。

3年の夏:A社のインターン説明会に申し込みたかったけど満席。萎える。授業も忙しいし一回休み!!

A社の夏のインターンは大人気で、6月時点ですでに満席。しかし一つ本命ができたら一直線!な自分の性格が災いし、A社以外の会社を調べても「なんか……微妙……」という感想で終わってしまいました。実習系の授業を取ったこと、またコロナ禍による初めてのオンライン授業で課題に忙殺されていました。「学生の本分は学業だ!!」と割り切り、夏のインターンなどは捨て去りました。

3年11月:自分の性格上一人では就活のスケジュール管理ができないと考え、就活エージェントに電話をする。逆スカウトサイトを利用。

合同説明会などには参加したものの、すべてオンライン開催。そもそもどんな企業があるのかすらわからない中で参加しても、「なんか……よくわからん……」で終わってしまいました。このころには多少冷静になり、自分を俯瞰することができました。自分のさぼり癖、本命以外が目に入らなくなるところ、並行作業が苦手なところを鑑み、さすがにまずいと就活エージェントを利用してみることにしました。主にスケジュール管理と就活をする上での視野と裾野を広げることを希望していました。

また逆スカウトサイトに登録しました。

3年12月:エージェントからの宿題で簡単な自己分析、企業分析をし、就活時のプロフィールの練り上げ、企業探しの軸、優先度付けをざっくりする。

就活エージェントさんに大体の就活のスケジュール感を聞いたり、業界地図で自分がどんな業界に興味があるのか目星をつけたりしていました。また自身が企業に求めることや指針を具体的に表現し、今後説明会などで話を聞いた際の印象を点数化して記録していきました。

またこのころにはA社の冬の説明会には申し込めたので、それ用のESを書きました。これが人生初めてのESで、これをもとに今後改良を進め、自分の就活用の設定を詰めていくことになります。

3年1月:説明会の申し込み。

ここからは説明会→ES→面接→説明会を繰り返します。エージェントさんから様々企業を紹介してもらいつつ、自分でも企業を探して申し込みます。エージェントさんから紹介してもらった企業の中にはOpenESという、あらかじめESを書いておけばそれを提出することのできる企業もありました。そのためESを出した記憶がないまま落選の連絡が来て「なんのこっちゃ」ということもありました。これが+αの部分です。

3年2月:説明会ラッシュ!!

3年3月:説明会・ES提出ラッシュ!!!

エージェントさんに大中小様々な規模・企業内容の会社を紹介してもらい説明会を受ける中で、たまに明らかな地雷企業が現れます。もちろんこれは個人の基準によって判断が変わりますので一概には言えませんが、私は30社ほど受けて数社ありました。

特に危機感が働いたのは、「女性は一般職で、お客様の目に入るところには配置しないようにしていることを明言する企業」と、「オンライン説明会が主流になってきつつある中で、緊急事態宣言中に対面での説明会を行う企業」です。

様々な企業の説明会を聞き、簡単でもいいから企業分析をして自分なりの判断基準を作り、嗅覚を研ぎ澄ませていかないと大変な選択をしかねないな、とヒヤッとします。

4年4月:説明会・ES提出・面接ラッシュ!!!!

今年は面接も多くはオンラインでした。このころになるとオンライン面接にも慣れてきます。オンラインだとカンペを用意することも読むことも容易ですね。なお私はカンペを読んでいることを馬鹿正直に言って一社落とされました。

何度も面接を繰り返すと、自分の面接で直すべき点も目に見えるようになってきます。というか面接でうまく答えられたこと、答えられなかったことを文字に書き出して、納得のいく答えのみを残し、ESの内容などに書き足していくことで理想的な設定ができていきます。

4年5月:必死に説明会とES提出と面接捌いていたら就活終わった……。

3月4月に忙しさはすべて詰めたことで、5月には落ち着きました。なおA社はESで落ちました。あれれ……?

それはそれとして、身の丈に合った企業を選ぶことができました。

最後に

自分が経験してみて思いましたが、日本の就活システムってあまりにもややこしいです。初見即死トラップ多すぎます。

さらに就活ルール撤廃や就活のオンライン化で状況はめまぐるしく変わります。対面での面接が主流であった時分には泊まり込みで就活をすることもあったそうですが、今年はオンライン面接が主流になることでどこにある企業にも家から申し込み、家で面接をし、家で結果を受け取るようなことになりました。これを参考にするであろう来年の状況なんてわかったものではありません。そんな中でも、無駄にならなかった準備があります。

それは自分に自信を持つことです。自信を持つと振る舞いが変わります。

ただ私には難しかったので、自信を持てる自分の設定を作り上げることにしました。設定といっても、全て嘘では後がいろいろとしんどいですし、自信は持ちづらい。

そのために私は、設定の核となる真実を元にエピソードを作っておきました。もっというとエピソードとなりえるインパクトのある経験になりそうなことを積極的にやってみたり、自分が話せそうな経験をピックアップしておきました。あらかじめ経験したことをどう感じたのか、何をしたのかを言語化し、見せたい面を取捨選択し、削ぎ、盛り、矛盾のないキャラ設定を作り上げるのです。この方法は向き不向きがあるとは思いますが、副次的効果として「一歩離れて自分を見ることができる」というのもあります。

ご自身にとってやりやすい方法を模索しながら、就活頑張ってください。

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