自分の性格を「乗りこなす」方法【基礎編】
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人の輪の中にいても、どこか寂しさを感じていた。輪を作っているというよりも、自分はただそこに群がっているだけだという感覚があった。

ふと用事を思い出して、群れから一時、離れる。

用事をこなしている間も、頭の中には自分がいなくなった群れの姿がある。より完璧に近づいた彼らの話題が、どうか自分に及ばないでくれと願っている。

用事が終われば、少しでも空白を埋めようと、足早に群れの元に戻った。

彼らは当然、笑顔で迎えてくれる。その裏側にある表情に怯えながら、自分も笑顔を浮かべた。


どうも、ジョンソンです。

皆さんは、自分の「性格」って好きですか?

明るい、暗い、涙もろい、無情、社交的、内向的、などなど……。

性格を表す言葉は数多くありますし、それぞれの強み弱みを分析したものもインターネットには溢れかえっています。

ですが、それらの多くが「あなたの性格はこういった場所で輝ける」といった内容に終わってしまっている。つまり、適材適所という結論に終わってしまっているように僕は感じています。

ですが、この世の中で、自分が最もパフォーマンスを発揮できる場所に置かれることなんて、そうそうないことだと思いませんか? であれば、この不一致を解消することこそが十全に生きるために大事なことだと思います。

そこで、今回は僕の所感ではありますが、「そもそも性格とは何なのか」「自分の性格と付き合っていく方法」についてまとめたいと思います。

そもそも性格とは何なのか

「性格」とは、僕は「思考、感性のクセ」だと考えています。「なくて七癖」という言葉があるように、人は何かが起こったときに「それに対してどう考えるか」「それをどう感じるか」に一定のクセがある。それを「性格」と呼んでいるのだと思います。

有名な例としては、「コップの水」の話が挙げられるでしょう。

コップの中に水が半分入っています。これを見たときに、「まだ半分入っている」と考える人もいれば、「あと半分しかない」と考える人もいます。

前者の考え方をする人はポジティブで、後者の考え方をする人はネガティブだと考える人だと言われることが多いですが、僕はこのような二元論的なカテゴリ分けには疑問があります。

僕は「性格」なんてものは、「最初に右足の靴紐から結び始める」みたいな、思考の出発点のクセ、傾向でしかないと思うのです。すなわち、ネガティブとされる人でも(ポジティブとされる人よりも遠回りにはなりますが)思考を巡らせれば物事の明るい視点を獲得できるし、逆に、ポジティブとされる人でも物事の負の面に気づくことはできる。

人によって思考の出発点が違うだけで、訓練を積めば今までの自分とは違う答えにたどり着ける、というのが僕の考えです。

自分の性格と付き合っていく方法

今までの人生で抱え続けてきた性格を抜本的に変えるというのはなかなか難しいです。

ですが、自分の性格=思考のクセを知り、そのバランスを取ることはそこまで難しくはないのではないかと思います。

なので、まずは自分の思考のクセを知ることから始めてみませんか。

例えば、僕は冒頭で書いたように、「自分のいないところでは陰口を言われているんじゃないか」と考えたり、人と一緒にいてもどこか孤独を感じてしまうことが多々ありました。

これは、僕に「自分は人から愛されていない」と考えるクセがあったからだと思います。

自分のクセがわかれば、あとはそれに対するカウンターとなる思考をぶつける習慣をつけるだけです。

僕の場合は、「他人が自分をどう思っているかなんかわからない」「別に他人から嫌われる要素がない」という思考を行う習慣をつけることで、上記のような性格を乗りこなすことができるようになりました。

これは車の運転をしているときに、つい右にハンドルを切ってしまうクセがあるので、そのようなときは左にハンドルをうまく切ってまっすぐ進めるように調整するようなものです。そのクセに気づけなければ、車は知らず知らずのうちに右側に逸れ続け、いつか事故を起こしてしまうかもしれません。また、自分のクセのせいなのに、自動車の欠陥を疑うような愚行をはたらくかもしれません。

まとめと【応用編】について

「性格とは思考のクセである」という主張を行い、性格とうまく付き合っていく方法として、「自分の思考のクセに気づき、それに対して適切なカウンターとなる思考を行う習慣をつくること」を示しました。

いつかは、主要な「思考のクセ」について分類や対処法を僕なりの考えでまとめてみたいと思っています。

それについては、「自分の性格を「乗りこなす」方法【応用編】」でお話しできればと思います。

皆さんも「自分はこう思う」ということがあれば、コメント等をつけていただけるとありがたいです。

今回はこのあたりで! ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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