この文章は、2021年度AsTobe文集より一部を抜粋したものです。
「文集って何?」という人はこちらへ!
今回はわなしの文集から一部を抜粋してお送りします!
少し長いので前編と後編に分けて紹介しています。
今回は後編です。前編の内容はこちらから
成長欲求の芽 〜問700から問800まで〜
そしてこう考えながら自己分析を進めていくうちに、とあることに気がつきました。それは自分の中に成長欲求が芽生えているということです。
マズローの欲求5段階説をご存知でしょうか?
自己分析を始めた頃の自分はだいたい「承認欲求」の段階にいたと思います。SNSには頻繁に投稿をし、集団や組織では誰よりも目立つことだけを考えていました。
しかし、自己分析を進めている中で今の自分を両親のせいにせず、自分の力で変わっていこうという気持ちが芽生えてきました。自分の人生を自分で責任を持って生きようという決心が付いたのです。
この気持ちに気が付いた時、自分は嬉しくてたまりませんでした。そしてもっと成長したいという気持ちが溢れました。もちろん、今まででも筋トレをもっと頑張りたいとか良い成績を取りたいとかそういう気持ちはあったのですが、ここまで自分の人生に責任を持って人格さえも成長させたいというポジティブな思いに駆り立てられたのはこれが初めてだったのです。
この思いは先程のマズローの欲求5段階説で言うならば、「自己実現欲求」すなわち、成長欲求の段階で発生する気持ちなのだと考えています。
自分が成長欲求の段階に移行できた理由として、
⑴今までの自分の承認欲求を満たす行為を一切他人に否定されなかった。(奇跡)(慢性的な承認欲求を満たすことができた。)
⑵両親への不満をありったけ自己分析で吐き出せた。(結果として両親を許せた。)
⑶自分のそのままを受け入れてくれる恋人と出会えた。(承認欲求が完全に満たされた。)
の3つが大きいと考えています。
別にどの段階の人間が優れているとかそんなことは無いのでしょうが、自分にとって承認欲求に自分の言動の選択権を握られている状態から脱することのできる糸口が見つかった、すなわち、自分にとって非理想的な人生軸である「人から愛されたい」という人生軸とお別れする糸口を見つけられたということが嬉しく思えたのです。
一度は「人から愛されたい」という理想とかけ離れた生き方が判明し絶望したものの、更なる自己分析の過程を経て、前向きな生き方の材料が見つかりました。
途中で自己分析を諦めないで本当に良かったと思います。
新しい人生軸のために 〜問800から問1000〜
普通は就職活動が終われば自己分析なんてほとんどの人がやめてしまうのですが、自分は最後までしっかりとやり遂げたいと思いました。なぜなら、「人に愛されたい」という軸を変えるためです。
どういうことかと言うと、
⑴自己分析で徹底的に今までの生き方を分析する。
⑵今までの生き方の良いところと悪いところを選別する。
⑶新しい生き方を構築する際に⑵の内容を考慮して組み立てる。
という過程を想定しているからです。
「人に愛されたい」という生き方のままでは、自分の理想と異なる生き方であるのは前編で書いた通りです。
では、どうするか。今までの生き方にこだわることなく、新しい生き方を自分で決めてそれを実践すれば良いのです。
だから、上記の⑴・⑵・⑶の流れを踏む必要がありました。途中で自己分析を終わっても良かったのですが、今までの自分の良いところは新しい生き方にもしっかり反映させたいし、生き方を変えるならどこをどのように変えるのか限りなく詳細に考えたかったので最後の1000問目が終わるまで自己分析を続けました。
つらつら書いてしまいましたが、自分の文集を要約するならば、今までの自分を徹底分析して新しい生き方を実践する"新しい人生軸"を構築します!ということです。
自己分析1000問についてはこちらの記事でも書いているのでこちらもお読みいただけると嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございます!