AsTobeメンバーが選ぶ!みんなのオススメ本【2021年10月】
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こんにちは! AsTobe編集室です。

本。いいですよね。

調べ物にはインターネットを使う人も多いと思いますが、何か一つのことを(特に自分がまだよく知らない分野を)体系的に学ぶには、まだまだ本の方が一枚上手だと思います。

それらの学びのエッセンスをぜひ共有していきたい!という思いから、AsTobeメンバーのオススメ本を紹介する企画を立ち上げました。

それでは、今月のオススメ本の紹介に移ります。

数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話/結城 浩

第1章「無限のキャンバス」では、数学が苦手な女の子「ノナちゃん」が登場し、高校生の「僕」との対話が始まります。

第2章「直線の限りを尽くして」では、座標平面上に描かれた直線を題材にして「数学を理解すること」を学びます。

第3章「暗記と理解」では、数学を学ぶときの「暗記」について、「僕」と後輩のテトラちゃんが対話をします。勉強は覚えることなんだろうか、覚えないですむことはないんだろうか。絶対に覚えなくてはいけないことはなんだろうか。数学をめぐって多様な対話がなされます。

第4章「何がわからないか、わかりません」では、数学がわからなくて途方にくれたときの気持ちが話題になります。何もかもわからない。何がわからないかもわからない。そんなどうしようもない気持ちになったとき、どうやって数学を学んだらいいのでしょうか。そのためのちょっとしたヒントと発想法が語られます。

第5章「教える・学ぶ・考える」では、数学という科目に留まらず、考えるということの意味について語られます。考える上で大事なこと、学校で、あるいは学校を越えて生涯学んでいくために大切なことを探っていきます。

Amazon「数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話」
商品紹介ページより引用

げんとく
オススメするポイントは、「学び」と「対話」について深く考えさせられるところ。 「ノナ」という女の子は数学が苦手で「僕」に教えてもらうことになるのだが、いわゆる「わかっている人」の頭を悩ませる質問を繰り返す。「この子はどのように考えてこんな発言をしたんだろう」と粘り強く質問と説明を重ねて彼女への理解を進めていく「僕」の姿には、先生の一番良い形を見た、と強く感じた。そして後半には内向的な彼女の賢さを明るみに出し、自信を得られるような声かけをしているところは、自分の思う「サポート」の一番良い形を見た、と感じる。この本から数学や学びに関する理解を得られるのはもちろん、対話や誰かをサポートすること、そしてそのために自らの行動を振り返り次回の行動につなげていくことの大切さを学べる。「気付き」のフックになる点が読む人によって全く変わりそうな、読み物としての示唆の深さというか、懐の深さのようなものに深く惚れ込んだ。 あとシンプルにノナちゃんとユーリちゃん(「僕」のいとこ)が可愛いので読むべし。

SAVE THE CATの法則/ブレイク・スナイダー

「小難しい脚本術の分析書はいらない。シンプルで、しかも本当に大手映画会社が買ってくれる脚本を書くための最低限のコツを教えてくれ!」。本書は、プロにも素人にも役立つこと間違いなしの、売れっ子脚本家による脚本マニュアルです。芸術であると同時に、科学でもある脚本を支配する普遍の法則、本書のタイトルである「SAVE THE CAT !」とは、脚本の常識やストーリーテリングの基本的ルールを表す象徴的なシーンの意味を込めています。売れるために大切なのは大きなスタジオでも多額の予算でもなく、良い脚本を書くための法則に従って書くことなのです。

本書では、業界を知り尽くした筆者が、脚本仲間と一緒に長年蓄積してきた売れる脚本の黄金法則を、いつでも簡潔に、楽しく見直すことができます。ジャンル、プロット、構成、販売戦略、キャスティングなどの基本要素から、誰も教えてくれなかったハリウッドのDNAを受け継ぎ、ビジネスとアートのバランスをうまくとるコツを教えてくれます。映画だけでなくテレビや舞台、ゲームなど、ストーリーを扱うすべての人が必読です。

この業界で勝負するならホームランを狙うのが当たり前!  インディーズ映画ももちろんすばらしいですが、メジャーな市場で大ヒットを飛ばしたいあなたのための超実践的な脚本術です。

Amazon「SAVE THE CATの法則」
商品紹介ページより引用

ジョンソン
この本で書かれている「脚本術」とは、映画の脚本の書き方ですが、その手法や考え方は漫画、小説、演劇など、「物語」に関わるものすべてに応用可能だと思いました。
もしあなたがこれらの作り手でなくても、物語に触れたときに生まれる「なぜ、この作品は私の胸を打つのか」「なぜ、あの場面でこのようなセリフが生まれたのか」などの問いに答えるための構造的な分析を行う視点が得られるのではないでしょうか。

AsTobeでは、毎月メンバーのオススメ本を紹介していきます。

来月の更新もお楽しみに!

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