みやじいのひとりごと18「こころの妄想Ⅲ」
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「みやじいのひとりごと」はAsTobe最年長(67歳!)メンバーのみやじいが、日々考えたことをつらつらと書き綴るエッセイです。

第18回のテーマは、「こころ」。

それでは、本文に入ります。


2021年12月01日

“こころ”は、人類的にも人間社会的にも個人としても、変化成長発展進化しているものだ。この意識を持つことで、日々の苦労を和らげる。この方法は、人間の脳の特性を生かした、ひとつの感情マネジメントスタイルだ。

人間の脳は、問いが生まれるとその解を探してしまうように出来ている。というかそういう方向に進化してきた。試しに誰かと話していて急に何かの問いを投げかけると相手は今まで自分が話していたことを中断して、問われたことを考え始め、その答えようとし始める。

「この前、カレーを食べようとしていて、スプーンを探していて」

「ところで、そのカレーって何カレー?」

「えっ?それが初めて作ったバターチキンカレー」

「へぇ~。バターチキンカレーかぁ。普段はどんなカレーを食べているの?」

「あ、普段はビーフカレー」

という風に、問いかけに答える会話になることって多いと思う。どうだろうか?

この、問いかけに答えようとする脳の特性を生かして、辛いと感じる“こころ”をマネジメントする。

どうするかというと、“辛い”と感じたら、すぐに問いかける。

「この辛さは、辛さのマックス10点で何点?」「この辛さは、何色?」「この辛さは、どのホルモンの働き?」などなど。・・・すると脳はその問いの答えを探し始める。

「う~ん 6点かな?」「赤と青の原色が混じりきらない色?」「えっ、セロトニン?」

という風に考え始め、一生懸命に答えようとして、意識がそちらに向かう。

すると、意識が今感じている辛さから離れ、その辛さを眺める形になり、結果、辛さは和らぐ。それが、感情マネジメントの方法のひとつだ。

このやり方は、NLPという心理行動学?やブリーフセラピーというカウンセリングで使う方法でもある。感情に溺れている状態から抜け出させるために、自分の感情を客観視するという方法だ。これには練習が必要だと思う。

そうそう、思い出した。昔、感情がおかしくなったら、「これって今日の課題ですか?神様」とつぶやいていた時があった。感情が乱れることが起きたら、その状態をちゃんと解決できるようになりなさいねと神様が課題として与えたのだと、捉えなおすということだ。

失敗やハプニングが起きたら、その状態を前にしてパニックに陥らないように、神様を持ち出して、これは自分が起こしたのではなく神様がこの状態を自分のために用意したのだと、責任逃れをして自分を責めず、冷静に対応しようとしてきた。自分が起こしたと意識すると、どうしよう?!と、感情に溺れやすくなってしまう。それから逃れるために、神のせいにした。(笑)けっこううまくいった。失敗を笑って対応できるようになった。

今は、神ではなく脳の調子が悪いと捉えなおしている。悪いのは脳の調子なのだ。

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