みやじいのひとりごと20「こころの妄想Ⅴ」
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「みやじいのひとりごと」はAsTobe最年長(67歳!)メンバーのみやじいが、日々考えたことをつらつらと書き綴るエッセイです。

第20回のテーマは、「こころの成長」。

それでは、本文に入ります。


2021年12月13日

“こころ”を、成長させるのは「言葉」。“こころ”は言葉で出来ているから、言葉を豊かにすることが、“こころ”の成長につながる。

筆記の試験が終わったので、衰えてきた記憶力を酷使して脳をしびれさせる必要も無くなったので、(試験は、実技の面談・ロールプレイが2月の初めにあるけど、、、)ゆっくりいろいろ考えてみたい。それが、“こころ”の成長。問いを立てるなら、「“こころ”成長とはどういうことか。成長とはどんなことなのか。」「成長するにはどうすれば良いのか。」という二つの問いが中心になると思う。他に、後から出てきたら、追加しよう。(なんといういい加減さ。笑)

まず成長とは、どういうことを意味しているのだろう。

成長とは、まず変化すること。変化しないで成長とは言わない。どう変化することが成長なのかといえば、いままでとは違うことができるようになること。言葉を覚え、話すことができるようになる。単語ではなく、文を話すことができる。歩くことができるようになる。走れるようになる。などなど。

ちょっと脱線。肉体的に人が成長しているということは、脳も肉体的に成長し(21、22歳頃まで脳は大きくなり続けているらしい)“こころ”は、ハード的には成長しているということだ。何かが出来るようになっているということだ。

その多くは生存すること、生きて行くこと、生活することに優利なものだ。

ならば“こころ”の成長とは、“こころ”が何か新しく出来るようになることなのか?

赤ちゃんから、成年になるまでは、確かに肉体的に成長する。“こころ”は成長する。年を取ると肉体的なことができなくなる。能も記憶力や判断力が衰えて行く。これは成長なのか。出来るのではなく出来なくなる。そういえば退化という言葉があった。

が、最近老人が増えてきているので、退化というネガティブな言葉を使わず、これも成長のひとつだという風にポジティブにとらえて行こうという雰囲気が生まれているらしい。

記憶することができなくなるではなく、忘れることができるようになる。脳の機能に忘れるという機能もしっかりあるといわれている。その忘れる機能が発達してきたと言えないかという立場らしい。面白い。

一方でアンチエイジングといって、老化と戦う医療も生まれている。何を言いたいのか自分でも分からくなって来た。(笑)

こんな風に、問いや使われている言葉を考えて行くこと自体が、問題の解決に向かっていくみたいだ。成長や発展や幸福や愛情といった「良い価値」を持つ抽象的な言葉を、細かく定義すること自体が、成長や発展や幸福や愛情を生み出す。

小説家や映画や演劇などの物語作家は、そうした言葉を人と人の関係・コミュニケーションの姿を通して追及している。何を?「良い価値」のイメージだ。すでに、「良い」という価値判断が下されている。これが、超自我、理性、人間性と言われるものだ。

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