2021年11月11日
そうそう、カウンセリングというかコーチングの考え方で、人は生きて行く時に大切にしているものに4つの視点があると言われている。それを理解することもどう変わっていくかのヒントになるかもしれない。(みやじいが学んだ時は、3つだった。)
①Being・・・何を大事にして生きて行きたいか どんな人間になりたいか
悟った人、誰にでも優しいに人、人を勇気づける人、笑わせる人などに成る
②Doing・・・何をやりたいか 成し遂げたいか
山登り・絵を描く・音楽を作る・演奏する・歌う・野球をする、サッカーする
③Giving・・・誰に(どんな人に)何を届けたいのか
失敗して落ち込んでいる人に優しさと勇気を与えたい
④Having・・・何を得たいのか
お金、人気、賞賛、立場・ポジション、恋人、家族、資格、スキルなど
これは、その人を褒めること、逆に人から褒められることを通して確認することができる。
自分が人生で大切にしたいと思っていることと違うことで褒められても、うれしいとは思われず逆にほめた人を疑ったり蔑んだりすることがある。
例えば「すごいですね。売り上げ2倍になりましたね。さすが商売がうまい、テレビのコマーシャルが素晴らしいからですね。これで次期社長確実ですね。」と褒めたとする。
Beingの、素晴らしい人間になりたいと思っているような人は、褒められてもうれしくない。むしろ、出世を思っている人間に見られていると思い悔しく思う。さらに褒めてくれる人を、おべんちゃらを言う卑屈で小さい人間だと蔑んでしまう。
Doingの、何をしたかを大切にしたい人からすると、売り上げ2倍は努力の結果でありので当然だと思っているかもしれない。むしろ、どう努力してどこに工夫を生かしているのかを指摘して褒めてもらいたいと思っている。褒めている人は本質がわからない人だと思ってしまう。
Givingの人は、これを手にした人が本当に喜んでくれているかどうかが重要なので、2倍売れたのはお金のことなので重要ではなく、手にした人が本当に喜んでくれているのかが気になる。手にした人の悦びの声や感謝の声が気になっている。
Havingの人は、この褒め方がすごくうれしい。そうそうそのために頑張ったしいろいろ工夫もした。成果が現実になった。それを実現した自分はもっと評価されてあたりまえ。次期社長は当然。褒めた人に対しては、「どうだ、すごいだろ。なんなら一緒に仕事するかい?良いポジションをつけてあげるよ。」と上下関係で上から目線で対応し、見下す。
自分が何を大切にする人間なのかを把握することが変わるポイントだ。キャリアコンサルティングでは、自己理解というものだ。基本の基本、一番最初に行うもので、その後もずっと行い続けるものだ。