2021年10月17日
未来の選挙の妄想。
現在の選挙は被選挙人(政治家)個人を選択するのと政党を選択するという方法をとっている。被選挙人(政治家)を決めるのは、小選挙区制と言って、小さく地域を割って、その地域ごとに1名を選出する。2人立候補すれば51%、三人ならば34%、4人ならば26%、5人ならば21%の獲得で当選する。すなわち49%から79%の人たちの投票が無駄になる。これでは、投票したくなくなるのは当たり前。結局、いつも顔を見合って、仲良くしているグループ(政党)が強い。さらに、あきらめて投票しない人が増えれば増えるほど、普段から活動する組織を持っている所が簡単に当選する。これが現在の日本の選挙の現状。
情報を伝達するテレビは機能していない。番組を作成する人たちは、政府を批判する人たちは排除されて行く。わかりやすく身近なものにという意図もあってか、情報番組はバラエティ化し、専門家でもないお笑い芸人が分かったように解説する。。残念ながら、笑いを取ることが目標となっているため、ウソや思い付きの情報とも言えない感想のオンパレードとなっているため、政治を考えるきっかけにはなりえていない。なっていたら、もっと若者が投票しているはずだ。
確かに、小選挙区制は、政権交代を行いやすくするために考え出され執行されている。ただ、野党がバラバラだと政権与党が強くなる。上記したように、知らされない・考える時間がない仕組みの中では、余計に政権与党が有利になる。
ここで、妄想。選挙区を大きくして、政党に投票するようにする。無党派で個人で立候補する人がいても構わない。投票は政党名か個人名になる。ドント式と言う計算方法しか知らないが、それで個人も当選できるはずだ。
ここで、もう一つ加える。投票用がもう一枚あって、それには実現して欲しい政策を記入する。AIを使えば、読み取ることは可能で、集計も簡単にできるはずだ。政党が違っても同じ政策を打ち出していることは今でもある。ところが違う面では異なる政策を打ち出していることもある。これでは、本当に自分として実現したい政策を選ぶことが難しい。テレビや新聞社がアンケートをとったりしているが、あれは何に関心がありますかと言うものが多くて、どうして欲しいのかが不明確だ。
関心があるがどうして欲しいかが分からないため希望と真反対の政策が実施されることもある。例えば、「憲法改正に関心がある」と言っても、「〇〇条を改正せよ」も「〇〇条は改正するな」も、同じグループに入ってしまう。 そこで、一人ひとりが実施して欲しい政策を具体的に書くことで明確になる。それは全国の国民の支持政党関係なく数として集約される。もちろん正反対の政策もそれぞれ希望者数の数が明確になり、国民がどっちを向いているかが明確になる。政府はそれを無視することはできない。自分の書いた要望が国会できちんと取り上げられ議論されているかが気にならざるを得ない。政治が身近になる。