2021年10月19日
未来の選挙の妄想 続きの続き
政策記入の投票は、最初はひとり1枚から始める。うまく回り始めたら、3枚5枚と増やしていく。(1枚に政策を複数書くのは不可)これも政策投票で決めたら良いと思う。
まだ、続きがある。
政策に必要な金額も投票する仕組みを作って、事業規模も視野に入れた政策作りを進める。例えば、オリンピックの予算を決める。これを投票で決める。決定ではないが方向性や規模の目安が立てられる。
現在クラウドファンディングの方法で、新しい事業を立ち上げることが多数行われている。この方法を使って予算を決める。国家予算100兆円、1億人で割ると一人100万円となる。国民一人が100万円を持って、自分が支持する事業に100万円のうちのいくらかを記入する。ただ、これでは国民が知らなくて意識できない事業には配分されないので、100万円のうちの1%、1万円を、例えばオリンピックに3000円というように投票用紙に記入することで、国民全体が何にどれくらいを使っても構わないという意向が漠然と見える。(集計分析する仕組みをしっかりと作る必要はある。)
こうすることで、お金を含めて国の方向を国民一人ひとりが決めることができる。政治に参加することができる。ある意味直接民主主義に近づくことができる。
こうなると、考え方の違いがより明確になるので、その違いをまとめて行くためのコミュニケーションスキルをしっかりと学ばせる必要が生まれる。今のネット投稿のような非難し合うだけ、攻撃だけ、誹謗中傷だけの感情むき出しのやり取りではなく、本当のコミュニケーションスキル=わかり合うための対話のスキルを身につける必要がある。教育の重要な課題である。
100年後には、このシステムが地球規模になっていれば面白い。AIは言葉の壁を完璧に克服しているはずなので、人間は言葉の違いを気にすることなく、自由に発言し、相手の言うことも理解できるようになる。価値観の違いは違いとして分かり合いながら、共同して克服できるはずだ。問題は富の偏在だ。それが克服されれば、ほとんどのことが実現できるはずだ。コミュニケーションスキルと富の偏在を無くす経済と政治、これが重要となる。
何か堂々巡りになって来た。SDGsの取り組みが100年後の世界を決める。環境の取り組み、教育の取組、貧困の撲滅、これらが地球人類の課題なのだ。
日本の若者もこのSDGsのことを知り、理解し、行動をとるようになってほしい。そうしなければ、少なくとも環境破壊で人類の生存が制限される。大金持ちだけが生き残る。そしてそのおこぼれにありつきたいと考える一部の人たちが残る。ノアの箱舟のように。 そんな未来を選ぶのか。違う未来を描くのか。それは今日の一人ひとりが考えなければならない課題だ。みやじいはもうすぐ死ぬ。しかし、死んでしまうから何もしないではなく、脳を持つ人間として、何ができるかを考えなければならない。