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2021年11月12日

未来の子供を育てるためにどう変わっていくか。それは自分自身に対してどんな人間になりたいのかという問いにつながっていく。別の言い方をすれば、何ができるようになりたい、子供に何をしてあげたいのか、そのために何が必要なのか、昨日のBeing・Doing・Giving・Havingという問いにつながっていく。

視線を未来に向けること、「人間らしい人間」を考えること。そしてその人間らしさについて考えて、これかもしれないと、ひらめいたこと思いついたことを、小さいことでいいから行い始めること。やってみて、これって人間らしいことだなと思えたことを子供に伝えてあげること。その時は押し付けないこと。子どもがそれが良いと思ったらきっとやってくれるはず。そして子供がやってみて、やっぱりこれは人間らしいことだなと思うことが本当に大切な事なんだろうと思う。

その時、大切なチェックの仕方がある。カントが言っていることに近い考え方だ。その良いことを全ての人間が行ったら誰もが暮らしやすい良い社会になるかどうかと想像してみること。そして、やってみて違うなと思えることはやらないようにすること。

子どもに大切なことは承認してあげること。生まれて来たことを奇跡のひとつのように大切な命であるとして貴重な存在として大切に尊重する気持ちを伝えるように接する。

人間は自分の生き方を考えてしまう脳を持った生命体です。その生き方を知らないまま生まれます。生まれたことを良いこと、素晴らしいことだという感覚を生まれた時に脳に刻むことが大切です。生きて行くことは素晴らしいことなのだという思いを刻むこと。生きる意味は哲学者や宗教家のように立派なものは無いけれど、生きていることが楽しい、誰からも叱られることも無く誰にも迷惑かけないで自分のやりたいことをやって良いんだと思えるように、難しく言えば自己肯定感を持つ人間に育つこと。自分は幸せな人間だと思える暮らしができること。

これが親として子供たちにやってあげる一番大切な事なのだと、おじいちゃんになって思う。(娘たちは、今それぞれ子育てをしているけれど、幸せなのだろうか。幸せだと思っていて欲しい。もうこうなると祈りに近い。(笑)子育ては、難しい・・・)

個人的な話をもう少しすれば、子供ができたと分かった時、自分はやっと今までと違った人間に慣れるかもしれないと思った。今までと違った人間とは、「普通」の人間のことだ。こんなに自分のことが嫌いで、生きて行くのがしんどいと思ってしまう人間として生きていることから抜け出せる。自分のことではなく、自分以外の人=子供のことで一生懸命になることで、抜け出せるのではという希望のような気持ちが生まれた。

それなりに、子育ては忙しく、手間と時間はかかるし、親というものの気持ちも持てたと思う。少し変わることができたように思う。そういった意味から、子供には感謝している。自分が与えること以上にもらえたものが多いと思う。自分が与えたものは、名前だけだと思う。一生懸命考えた。自分なりの人間存在への思い(哲学)を込めた名前にした。人生に必要なものは、優しい気持ちと未来への希望と生きる勇気。そして真実。

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