みやじいのひとりごと16「こころの妄想」
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「みやじいのひとりごと」はAsTobe最年長(67歳!)メンバーのみやじいが、日々考えたことをつらつらと書き綴るエッセイです。

第16回のテーマは、「こころ」。

それでは、本文に入ります。

みやじいのひとりごと16「こころの妄想」

2021年11月18日

やっと“こころ”について書こうと思えるところまで来た。

“こころ”とは物質運動の最高レベル・最も複雑で最も神秘的(「神」という漢字が入っている!)、繊細で存在しないモノを感じ取るものだ。どこにあるのか?つい最近まで胸にあると言われていた。今は脳が“こころ”だと言われている。この前見たNHKの番組では、感情は腸内細菌が創っていると言っていた。腸内細菌のビフィズス菌がセロトニンを創り出して、そのセロトニンが脳にまで運ばれて、不安を解消し幸せ感を創り出していると言っていた。

腸内細菌は食生活で決まる。何を採って、捕らえて、飼育し、育成し、調理し、食べているのかが腸内細菌の種類を決めている。それがいわゆる食文化が同じな民族分化となっているのであろう。民族という集団を形作っているのも腸内細菌なのかも知れない。

と、ちょっと脱線気味に書いてみた。

“こころ”について、どんな問いを立てよう?

「“こころ”とは何か?」→問いが漠然としていて解も抽象的になってしまう。私は好きだけど(笑)

「感情・気分・気持ちはなぜ生まれるのか?」「どうすれば感情をうまくコントロールできるか?」「いつもネガティブな気持ち(怒る・泣く・くよくよする・恨む・羨むなど)になってしまう。どうしたら良いか?」→この問いは少し実生活に近づいた。でも何か人生相談に近い感じがしてきている。(笑)

書きながら思ったのだけど、抽象的な問いも現実的な問いも密接に繋がっているので、分けられず、どちらかに答えていこうとすると混ざった形になってしまうと思う。

自分が書きたいことを書こう。

“こころ”が生まれた理由は、自分が何者かを証明するため。そして、その証明は自分一人ではできないことを知ってしまったから、他者を感じ理解し、自分が一人ではなくすべてのものが自分と同じように他者を必要としており、“今”生きているものであり、命を未来へつなごうとしているものだということを理解し証明するために生まれた“もの”だ。

それの発端は、自らの子孫をのこす(命という運動を未来へつなぐこと)ということから生まれた。自分も親や先祖からの40億年の生命運動を引き継いだものだ。そのバトンの命を未来へつながなければならないという炎のエネルギーだ。脳内物質的にはオキシトシンなのだろう。子どもを愛するという感情を生み出す物質だ。そのために子供に危害を加えそうなものに対して敵対する。その敵対意識が家族や民族と言った集団にまで広がると争いが始まり、それが「神」によって正当化されると、殺し合いが始まる。

でも、おそらく最初の発端は、腸内細菌のバランスが崩れた個体が不安と恐怖という感情が極端に高まり、何かの間違いで「相手の人間を殺した」ことから広がったのだろう。いわば、何らかのアクシデント、もしくは精神・感情の病気から戦争が始まった、と思う。

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